保育園

保育園の準備は見学から|見学のポイントから電話の仕方まで詳しく紹介

2020.07.15
保育園の見学は、大切な子供を通わせる保育園選びの最初の一歩です。本記事では、なぜ保育園の見学が必要なのか、保育園見学の準備、見学予約の仕方、見学のポイントなどを詳しく紹介していきます。身近に先輩ママなど詳しい情報を持つ知り合いがいない人も、情報が多すぎて悩んでしまっている人も、ぜひお役立て下さい。
保育園を実際に見学する目的としては、園ごとの方針の違いや雰囲気、立地を知っておくことが挙げられます。こちらでは見学が必要な理由について項目毎に解説します。
学校の教育方針が様々あるように、保育園も園によってそれぞれその保育方針が異なります。保育園のニーズの高まりに伴い最近では方針が多様化してきています。

英語やリトミックのプログラムを取り入れている園や、外遊びの時間を多く取り入れている園など、実に多様です。家庭の教育方針と照らし合わせるとともに、実際の園児たちの雰囲気などを見て参考にして下さい。

更に認可外の園の場合、保護者に対し、保育方針の理解が選考で重要視されることもあります。
保育園の見学の際に勤務している保育士と直接話す機会があると、候補の園に対する理解が深まります。実際に話してみて、保育士の雰囲気や人柄、保育への熱意などを知っておくことは重要な判断材料になります。

自分の子供と相性が良さそうか、育児や保育園での生活について困った時に相談しやすそうかをしっかり確認する必要があります。
見学のタイミングによっては在園児の保護者に話を聞ける場合もあります。もちろん相手の都合もありますが、実際に通わせている保護者からの話ほど信憑性の高いものはありません。

その保育園の良い点悪い点を利用者目線から聞ける貴重な機会なので積極的に声をかけ尋ねてみて下さい。園側の説明からは見えないポイントが知れるチャンスです。
実際に子供を通わせるとなれば、毎日の送迎は必須です。希望する園に見学に行ってみることで、地図では把握できない保育園付近の交通量や安全性、家からの時間などを体感することができます。

車での送迎を考えている場合は保育園の駐車場や、保育園付近への駐車のしやすさも非常に重要なチェックポイントとなります。
保育園見学にも準備が必要です。見学時期や、予約電話の仕方、問い合わせるべき内容について紹介します。
保育園の見学時期はいつでも良いというわけではありません。認可園の4月入園の申込みは、10〜11月に締切の自治体が多いです。入園の申込みが半年前とされている園が多いため、見学は入園の半年前までが目安となります。

0歳での入園を考えている場合は最速で生後57日からの入園となるので、そこから逆のぼり、生まれてくる子供の入る保育園を妊娠中に見学する人もいます。
インターネット等でも情報はある程度集まりますが、確実なのは役所の保育課で自宅周辺の園の案内冊子を入手し検討することです。

その際まず確認すべき点は、保育園の開園から閉園までの保育時間です。その時間を把握した上で、自分の通勤経路や最寄り駅と合わせて考慮し、子供の送迎をしやすいかを検討して下さい。入園したら送迎は毎日の事となるのでとても大切なチェックポイントです。
保育園の案内冊子やホームページに見学について記載されていることがあるのでまずはそこで内容を確認して下さい。「月に一回のみ」や「先着順」ということもあるので、基本的には候補の園に直接電話で問い合わせることが確実です。
電話では園を見学したい旨を伝えると予約可能な日程等を教えてくれます。その際、自分の名前、電話した目的をはっきり初めに伝えることでスムーズに話が進みます。
登園、退園、昼食などの忙しい時間帯は電話が繋がりにくいので避け、園が落ち着いているお昼寝時間前後に電話をかけると担当者に繋がりやすくなります。

園ごとに微妙にお昼寝時間のスケジュールは異なりますが、概ね午後1~3時が良いと言われています。
見学予約の電話をした時に、大抵そのまま見学日の候補日を伝えられたり、見学希望日を尋ねられるので、すぐに返答できるように電話前に自分のスケジュールを今一度確認しておくことが大切になります。
電話する時には、手元にメモを用意しておくと安心です。

日程や時間、持ち物等、保育園側に告げられた大切なことを書き留めておくと、見学に行く際の用意も手際よく行えますし、夫婦で見学に行く場合もメモを元にすると保育園からの情報を共有しやすくなります。
何事も事前準備をしておくと安心して物事に望めます。保育園への電話でも、掛ける前に話す内容をまとめ、場合によってはメモしておくと安心して電話でのやり取りができます。
保育園への電話で話すべき内容としては以下のような事項が挙げられます。

・名前
まず最初に名前を名乗ることはどんな電話においても基本です。緊張して名乗り忘れたということのないようにして下さい。

・相手先の都合の確認
「見学予約をしたいのですが、今大丈夫ですか?」と最初に一言確認するようにして下さい。

・見学時の訪問人数
父親や子どもを同伴で見学する場合、その旨を伝えて下さい。
予約電話で、保育園側から案内される事柄もありますが、自分からも確認事項を尋ねることが万全の準備に繋がります。

大切なのは、いつ見学できるのか、そして見学当日に必要なスリッパ等の持ち物についてです。そして車で行く予定であるならば、見学時の駐車場の利用の可否、子供と行く予定であるならば、見学時に子供のおもちゃなどを持っていくことは可能かなど細かく尋ねておくに越したことはありません。
保育園へ見学に行く当日、確認をしておいた持ち物の準備に加えて心掛けたいポイントをここでは紹介します。
希望する園の見学となるとつい気合を入れたくなってしまうかもしれませんが、入園式ではなくあくまで見学なので、服装は普段着で大丈夫です。ただダメージ加工のジーンズなどカジュアル過ぎるものは避けたほうが無難です。

またカバンは、資料をもらうことも多いので大きめのものを持っていくようにして下さい。
保育園の見学は母親だけという人が圧倒的に多いのですが、できれば父親にも参加してもらうとメリットがあります。

まず子供も連れていた場合、あやす係を交互で行えばしっかり園の見学に意識を向けられます。そして父親目線というのは、母親目線とは異なった点を見ていることが多いので違った視点からの保育園への意見が得られます。
見学当日にチェックすべきポイントも前もっておさえておきたいものです。限られた時間でしっかりと見極めるためのポイントを紹介します。
何事も第一印象が大切というように、保育園見学においても、その園の持つ雰囲気は足を一歩踏み入れたときから何かしら感じるものがあるはずです。それは保育士たちの子どもを世話する様子や、在園している子供たちの表情からも感じ取れるものです。

日頃から保育士も子供たちも活き活き活動している園であれば、見学の時も自然と明るく、温かい雰囲気が感じ取れるはずです。
親が不在の間、子供を保育してくれる施設自体の安全性や衛生面も注目したいポイントです。

不慮の事故や怪我が発生するようなことのないように、しっかり角や段差は緩衝材で保護されているか、子供が普段使うトイレや床の清潔さが保たれているかなどは、その園の保育に対する意識が垣間見えるところです。実際にしゃがんで子供目線で見てみるのもおすすめです。
この点については、園側の説明、もしくは直接質問で得られる情報ですが次の点は必ず確認しメモすべき事項です。

一日のスケジュールの中でも特にチェックしたいのが外遊びの時間、場所、頻度やお昼寝の時間です。子供が家庭に変わりほぼ一日を過ごす場所となるわけなので、その保育園での生活リズムを掴んでおけば、入園に備えお昼寝の時間を園の時間帯に合わせていくなど準備ができます。
保育園のお昼ごはんは認可園の場合、園の給食になります。食事は子供の発育の重要な要素なので、園内で作っているか、食の安全性である無農薬食材の使用、夕食の対応があるかなど園ごとに差があるところなので見学する園ごとに確認が必要です。

また乳児からの保育を考えている場合には離乳食の内容、アレルギーっ子の場合にはアレルギー食の対応など、子供の特性にあった食事提供が可能かどうかもおさえるべき点です。
生後57日からの預かりが可能な保育園の場合、子供がまだ卒乳できていな場合もあります。母乳で子供を育てたい人は、冷凍母乳を子供に飲ませてくれるかどうかは、保育園により対応が別れているので確認をおすすめします。
保育園入園にあたり、保護者が用意すべきものがいくつかあります。揃えるものも園により多少違いが見られます。
保育園で毎日用意が必要になるものは、着替えやお手拭き、エプロン、水筒などです。持ち物の確認と同時に、その保管場所の指示等もよく確認して下さい。

毎朝準備し、子供を保育園に送り、持ち物を園の指定場所に置くまでを、朝の時間に保護者が行うことになるので、時間的なシミュレーションができます。
寝具は保育園によって、布団一式の用意が必要な場合、シーツやタオルのみ準備の場合、リース式で準備不要の場合の3パターンがあります。リース式の場合、当然料金は上乗せになりますが、手間を省くのにはありがたいシステムです。
特に年齢が低いうちのおむつは必須です。大抵の園は紙おむつに名前を書いて持参する形をとっているところが多いですが、布おむつを推奨している園もあるのでこの点も確認して下さい。

また使用済みのおむつについても、園側が処理してくれるのか持ち帰り式なのかも大事な点です。最近ではおむつも園側が用意してくれるところもありますが、その場合はおむつ代が月々発生します。
保育園にも、運動会や保護者会、発表会等のイベントが年間を通してあります。イベント時にはお弁当が必要なケースや、保護者参加が求められることもあるため、年間行事やその行事への保護者参加が必須かどうかも尋ねておきたい事項です。

またお盆休みなどの保育園の休園があるのかどうかも、特に無認可園では要注意です。
保育園見学にあたり、注意したい点、注目したい点は数多くあります。その上で何より大切なのは、実際に保育園に足を運び、そこでの園児や保育士の様子を実際に感じ、保育園の持つ雰囲気に保護者自身が「この保育園になら安心して我が子を預けられる。」と感じられるかどうかです。

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引用元:ホイサク
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