保育園

保育園の探し方とは?いつから始めればいい?入園の手順や時期を解説

2020.02.06
大切な子供を保育園に入園させるのは、ママやパパにとっては一大事です。できればずっと一緒にいたいけれど、仕事をするとなるとそうもいきません。だからこそ、大切な子供を預ける保育園選びは慎重に行ないたいですよね。そこで保育園を探すにはどうすればいいのか、入園の申し込みを進めていくための手順などを解説していきます。しっかりと確認し、保育園探しに乗り遅れないようにしましょう。
保育園は「入れさえすればどこでもいい」というわけではありません。家庭によって保育園に求める条件は様々です。そこで、まずは現在住んでいる地域にある保育園を調べる必要があります。自宅や駅、または会社からの「距離」「保育時間」「園庭の有無」など、気になるポイントはいくつかあるはずです。希望する条件をクリアする保育園を自宅近くで探しましょう。
認可保育園なら、4月入園の場合、募集要項が10月から11月頃に自治体から出ます。募集人数や保育時間なども記載してあるはずなので、確認してください。
認可外保育園の場合は、常に募集しています。順番待ちに申し込む必要もあるため、各施設に問い合わせをしましょう。
保育園を探す際に、保育施設の種類を理解していないと、きっと混乱してしまうでしょう。認可保育園や認可外保育園の他にも、様々な種類の保育施設が存在しています。それぞれ違いがあるため、自分たちに合う保育園はどの種類なのか、チェックしてください。
認可保育園は、国や公共団体の費用である公費で運営されている保育園です。国が定めている保育所設置基準を満たした園なので、安心して預けられると考えているママも多いはずです。
認可保育園には公立と私立がありますが、料金などに変わりはありません。どちらも住んでいる地域の自治体に申し込む必要があります。低料金で預けられる保育園として、多くの家庭が認可保育園に入園させるために保活をしています。
病気などが理由で働けない場合を除いては、基本的に両親とも就労していることが入園できる条件にあたります。
また、認可保育園の入園は、多くの自治体が点数制を用いています。「就労している」が〇点、「認可保育園以外に〇カ月通っている」が〇点など、様々な項目に点数が決まっているシステムです。項目や点数は自治体によって異なるため、チェックしておきましょう。
認可外保育園とはその名の通り、国の認可が下りていない保育園を指します。認可外保育園の他に、無認可保育園と呼ぶこともあります。認可が下りていないため、国、自治体から補助金はありません。つまり、利用者からの保育料のみで運営している保育園です。
先に紹介した認可保育園よりも保育料が高いことが多いですが、自治体によっては補助金を支給している場合もあります。また、認可保育園でも説明しましたが、一度認可外保育園に入園させ、認可保育園に入れるための加点をもらってから、認可保育園に移る家庭も多いです。
認可が下りていない保育園だから、危険があると判断してしまう人もいますが、しっかりと安全に運営されている保育園もたくさんあります。見極めるためにも見学に出かけ、自分の目で見ておくことが大切です。
認定こども園とは、教育と保育を行なう施設です。つまり幼稚園の良いところ、保育園の良いところを合わせた施設なのです。就学前の子供に幼児教育と保育を提供する機能と、地域において子育て支援を行なう機能が備わっていることに加え、認定基準を満たしていることで都道府県から認定を受けられます。
また認定こども園は、4種類に分けることができます。
・幼保連携型
・幼稚園型
・保育所型
・地方裁量型

幼保連携型の認定こども園とは、幼稚園と保育園の機能を合わせ持っている施設のことを指します。
幼稚園型とは、保育時間を確保するなどし、保育園としても機能を備えている認可幼稚園のこと。
保育所型は、保育を必要としている子供以外の子も受け入れ、幼稚園の機能を備えている認可保育所のことです。
地方裁量型は、都道府県が条例となって定めている施設です。幼稚園、保育所共に認可がない地域では、認可外の保育施設などが地方裁量型の認定こども園として運営しています。
また、認定こども園は保護者の就労が絶対ではありません。働いていなくても、子供を預けることができます。
保育園を探す際に、保育施設の種類を理解していないときっと混乱してしまうでしょう。認可保育園や認可外保育園の他にも、様々な種類の保育施設が存在しています。それぞれ違いがあるため、自分たちに合う保育園はどの種類なのか、チェックしてください。
市区町村が認定している家庭的保育者が、保育をする施設を保育ママと言います。保育ママを利用できる対象年齢は、住んでいる市区町村によって異なりますが、多くの保育ママは0歳から2歳児を対象としています。
家庭的保育者1人に対して、3人の子供を預かることができます。保育ママによって、食事の提供があるところもあれば、お弁当を持参する必要がある施設もあるため、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
少人数での預かりを希望している場合は、保育ママを検討してみてもいいかもしれませんね。
保育園を探す場合、多くの人が認可保育園をチェックするでしょう。そのため、まずは自治体の保育課や福祉課に行き、情報をもらいましょう。
住んでいる場所の近くにある保育園の資料を確認しましょう。確認するポイントとしては、募集人数はもちろんですが、園庭の有無、保育時間、オムツの持ち帰りの有無などです。
例えば仕事の都合上、延長保育をお願いする予定がある場合、保育時間が長い保育園を選ぶ必要があります。延長保育を実施していない保育園もありますし、朝の開園時間が遅めに設定してある園もあるでしょう。土曜保育が不可の施設もあります。仕事の時間や曜日を考慮しながら、保育園を選びましょう。
また、最近では園庭がない保育園が増えています。園庭がない保育園の場合、どれくらいの頻度でお散歩に出かけるのか、どの公園に行くのかもチェックしておきたいところですね。
認可保育園の場合、多くの地域では点数制で入園できるかが決まります。自治体から配布された資料を参考に、自分たちの点数を出してみましょう。そのうえで役所の保育課や福祉課に出向き、入園の難易度を聞いてみてください。
保育園によっては、定員割れが予想され、点数が低くても入園できる可能性がある施設もあるでしょう。そういった情報は保育課、福祉課に行かなければわかりません。ぜひ時間を見つけて、役所の保育課や福祉課を訪れてみてください。
役所に何度も足を運び、担当者に顔を覚えてもうと、保育に関する相談がスムーズに進みます。行くたびに自分の家庭の状況を説明するのはとっても大変ですし、忙しいママにとっては、相談時間が長くなるのは避けたいはずです。
しかし、それでも役所に通うことが、保育園に入園させる近道です。自分だけで情報を集めるのはとても大変です。役所を頼り、保育園の情報をたくさんもらいましょう。あわせて、どうしても保育園に入れたいというアピールも、しっかりとしておくのがポイントです。
認可外保育園の場合は、自治体ではなく保育園に直接申し込みをします。もちろん申し込む前にしっかりと見学してください。そして、気になることは質問し、入園したいアピールもしておきましょう。顔を覚えてもらえれば、入園した後も不安なことなど相談しやすいですよね。
まず3歳児を入園させる場合、保育園にするか幼稚園にするか迷う人が多いでしょう。簡単に説明すると、保育園は0歳から利用できる児童福祉施設、幼稚園は3歳からの教育施設です。幼稚園の方がしっかりと教育をしてくれそうと思っている方も多いかもしれませんが、最近では保育園でも英語やリトミックを取り入れるなど、教育に力を入れている施設もたくさんあります。
また、保育園の方が預かり時間が長いイメージがありますが、幼稚園でも延長保育のような預かり保育をしてくれる施設が増えています。そのため、共働きの家庭でも幼稚園に入園させることも可能となったわけです。
ただ認可保育園の場合は就労が条件となるため、働いていないママの場合は幼稚園に入園させる方が多くなります。
認可保育園や保育ママの場合、住んでいる地域によって料金は異なります。多くは、世帯収入によって保育料が決まります。保育の無償化によって3歳児以降は、園から指定された給食費や雑費などを支払うシステムに変わりますので、事前に料金を確認しておきましょう。自治体によっては、給食費などを負担してくれる地域もありますよ。
4月から認可保育園に入園したい場合、10月から11月頃に自治体にて募集が開始されます。この期間から保育園を探したり、見学に出かけるのでも遅くはありませんが、実は妊婦の時期から保活をする人がたくさんいるのが現状です。
赤ちゃんが誕生する月によっては10月から11月には外に出られない場合もありますし、小さい子供のお世話は思っている以上に大変で、保育園のことを調べる時間を確保できない可能性もあります。
さらに認可外保育園も視野に入れる場合、認可保育園との併願、または認可外保育園の単願を選択する必要もあります。認可外保育園を単願すると、優先的に入園できるメリットがあるため、最初から認可外保育園のみを選択するという方法もアリです。また、施設によっては入園が先着順で決まる園もあります。そのため早めに保育園を探し、申し込みを済ませておくのも手なのです。
今は働いていないけれど、保育園に入園させて働きに出たいという場合は、点数の関係で地域によっては最初から認可保育園に預けるのが難しいこともあるでしょう。そんな時は、認可外保育園に預け、その間に求職活動をして点数を稼いだのち、認可保育園に移るという方法もあります。この方法を選択する場合も、やはり早めに認可外保育園の情報を集めた方がいいでしょう。
どの保育園にも言えることですが、保育園に入りやすいのは0歳児です。1歳児を保育園に入れたいと思っても、ほとんどの園で0歳児が持ちあがるため、枠がなかなか空きません。増員する保育園もありますが、数人程度のため倍率が上がります。
出産した時期によっては、まだまだ家で子供と一緒にいたいと思うかもしれませんが、保育園に入れることが絶対の場合は、0歳児の段階で入園した方が安心です。
保育園の送迎は毎日のことなので、自宅から近い方が便利です。もしくは会社の近くや駅の近くを選択するのもいいでしょう。しかし駅近くの保育園は人気のため、持っている点数によっては入園が難しいです。
会社近くの保育園を選ぶ場合には、利用する時間の電車やバスの込み具合を確認しておきましょう。会社の近くだと、熱が出た時などのお迎えにすぐに行けるメリットもありますが、子供と一緒に満員電車に乗らなくてはいけない可能性もありますよね。
保育園を探す際に、送迎のしやすさも考慮した方がいいでしょう。
認可保育園の場合、4月入園の募集が始まる10月から11月頃の時期に見学をする人が増えます。そのため、見学したい保育園が決まったら早めに問い合わせをしておきましょう。その際、見学できる日程を何日か出しておくとスムーズです。
施設によっては、合同見学会が開催される場合もあります。日程を確認し、参加できそうであれば合同見学会に申し込みしてください。人数が多くなると締めきってしまうこともあるため、早めの申し込みが安心。どうしても合同見学会に参加できない場合は、その旨を伝え、別の日程でお願いできないか確認してくださいね。
見学をする際は保育園の広さ、清潔さ、園庭の雰囲気を確認するのと同時に、気になる点を質問しておきましょう。そのためにも、見学に行く前に確認したいことをメモに書いてから行くことをおすすめします。
大切な子供を預けるため、不安は全て解消しておきたいところ。恥ずかしがらずに、気になることは全て質問しておきましょう。
保育園の探し方や、申し込みをするうえでの手順をご紹介してきました。待機児童問題がある今、保活に乗り遅れると大変です。何事も早めに調べはじめ、気になる保育園は全て見学に出かけましょう。そして、納得したうえで保育園の申し込みを済ませてくださいね。
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