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保育園を休むときの理由の伝え方は?電話連絡で気をつけるポイントも解説

2021.09.29
保育園を休むとき、理由の伝え方や連絡方法に悩む方は多いのではないでしょうか。この記事では、保育園を休むときの理由の伝え方や電話連絡で気をつけるポイントを解説します。特に電話連絡に緊張してしまう方、初めて電話でお休み連絡をする方にとって、参考になる内容です。休みの理由別に伝え方のポイントをまとめていますので、ご自身の状況に合わせて参考にしてください。
体調不良など急きょ休むときと、あらかじめ休むことが決まっている場合とでは、伝え方のポイントが異なります。場合別に理由の伝え方とポイントを押さえておきましょう。
突然お休みをしなければならない場合、必ず電話で連絡をする必要があります。朝の電話連絡では、以下の内容を伝えましょう。

・症状:発熱・咳・鼻水・嘔吐・下痢などがあるか
・食欲はあるか
・症状の経過・詳しい状態:いつ、どのような状態になったか。(例)「昨日の夜、発熱し38.0℃でした。今朝の熱は37.3℃ですが、食欲がなく、下痢もしています。」

病院を受診し、感染しやすい病気などの診断を受けた場合、改めて保育園に連絡を入れるようにしましょう。他のお友達にも同様の症状が出ていないか、感染症の拡大を防ぐために必ず連絡が必要です。
「保育園における感染症対策ガイドライン」にも明記されている保育園に連絡が必要な感染症とは、具体的に以下のような病気です。回復後に登園する際、医師による「意見書」や保護者が記入する「登園届」の提出が必要な病気もあります。

・麻しん(はしか)
・インフルエンザ
・風しん
・水痘(水ぼうそう)
・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・結核
・咽頭結膜炎(プール熱)
・流行性角結膜炎
・百日咳
・腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111など)
・急性出血性結膜炎
・侵襲性髄膜炎菌感染症
・溶連菌感染症
・マイコプラズマ肺炎
・伝染性紅斑(りんご病)
・手足口病
・ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)
・ヘルパンギーナ
・RSウイルス感染症
・帯状疱しん
・突発性発しん
・アタマジラミ症
・疥癬
・伝染性軟属腫(水いぼ)
・伝染性膿痂しん(とびひ)
・B型肝炎

また、ご自身の子どもより先に感染症のお友達がいた場合は、朝の電話連絡の際に「〇〇感染症の可能性があるか、病院で確認してください」「感染症だったかどうか、病院の受診結果を再度ご連絡ください」と、保育園側からお願いされることも多いでしょう。

保育園全体で感染が広がっていないか、保育園側が把握し、対応するために必要な情報です。必ず受診時に感染症ではないか、確認してください。
保護者の仕事が定休日であったり、習い事などで毎週決まった曜日に休んだりするときは、毎週朝に電話連絡をする必要はありません。保育園も休みであることを把握していますが、前日の連絡帳やお迎えの際に口頭で伝えると、さらに親切です。

万が一、登園させたい場合は前日までに必ずひと言添えておきましょう。食事の準備など、保育園側の準備があります。
事前に分かっている休みに関しては、あらかじめ伝えられますので、前日までに口頭や連絡帳で休む旨を伝えましょう。例えば、保護者の仕事が休みで家庭保育となる場合や、旅行など家族の都合で休む場合です。

また、里帰り出産や長期間の帰省、旅行の場合もあらかじめ休む日程、期間を連絡帳などで知らせておけば、当日の朝に電話連絡をする必要はありません。
遊びや旅行などでも基本的には、休ませても大丈夫です。保育園は保育に欠ける子どもを預ける場所ですので、仕事が休みなど家庭で保育できる場合は、子どものためにも一緒に休むようにしましょう。

特に0〜2歳児クラスの間は、保護者とゆったり過ごす時間が大切です。
一方、3〜5歳児クラスになると、友達と関わる経験も重要です。長期間休む場合は、早めに相談しましょう。

行事がある場合、行事の練習に十分に参加できず本番当日を迎えてしまう可能性があります。行事や練習の有無も確認して、必要であれば担任の保育士に相談しましょう。
電話連絡は緊張してしまう方も多いでしょう。「名前をはっきり伝えること」「電話連絡をする時間」の2つのポイントだけを押さえておけば大丈夫です。
「おはようございます。〇〇組の△△の母です」と、クラス名、名前をまずは伝えましょう。
名前は名字だけでなく、フルネームで伝える方が親切です。担任ではない保育士が対応した場合、名前は覚えていても、名字までは把握していない可能性があります。

また、電話では顔が見えないため、伝わりやすい話し方を心掛けます。子どもの名前さえ伝われば、あとは理由と休む旨を知らせるだけです。

体調不良の場合、発熱の状況・咳・鼻水・下痢などの症状について、保育士からたずねられることが多いでしょう。質問に答えていけば、詳細も知らせることができますので、難しく考える必要はありません。
基本的には午前8時半前後に電話をかけるのが望ましいでしょう。あまりに早い時間は保育士が少なく、電話対応が難しい場合があります。

一方、午前9時を過ぎると、各クラスの活動が始まってしまいます。クラスの活動が始まると担任保育士に伝達しにくくなりますので、細かい情報共有が難しいでしょう。少人数の保育園の場合は、職員室に保育士がいないこともあります。

給食の必要人数の確認もありますので、遅くともクラスの活動が始まる午前9時までには連絡するのが理想的です。電話連絡の時間帯を指定している保育園もあります。ルールがある場合は、指定の時間にかけましょう。
体調不良の子どもの看病や病院受診などで、慌ただしくしていると保育園への電話連絡を忘れてしまうことも多くあります。電話連絡をする目安時間の午前9時を過ぎてしまった場合でも、給食の人数把握があるため、午前10時半までに気がついた場合であれば電話をしましょう。

午後になって連絡をしていないことに気がついたときには、無理に連絡をしなくても大丈夫です。翌日の登園時に、連絡を忘れていたことと、欠席理由を伝えるようにしましょう。翌日にしっかり理由を伝え、謝罪すれば、連絡を忘れてしまったことを気に病む必要はありません。

一方で、午後になってしまったとしても電話連絡をしなければならないときがあります。病院を受診した結果、感染症など登園してはいけない病気と診断を受けたときです。病院受診後、午後を過ぎても必ず電話で受診結果を伝えます。

また、連続の無断欠席には気をつけましょう。保育園側も心配しますし、過度な無断欠席が続くと、ネグレクトなどを疑われる場合があります。
長期間休むと、保育の必要性に欠けると判断され、退園になる場合もあります。例えば、里帰り出産や長期の帰省で子どもが保育園を長期間休む場合は、必ず保育園に相談しましょう。

退園になる長期欠席の期間は、市区町村によって異なります。一般的には2カ月程度が限度です。自治体や保育園に書類の提出が必要な場合もありますので、確認しておきましょう。
保育園へのお休み連絡は緊張してしまうかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば難しくありません。また、何度か電話連絡を経験したり、保育園に慣れてきたりすると緊張することもなくなってきます。

気をつけなければならないのが、感染症など登園できない病気だったときです。保育園は集団生活ですので、ご自身の子どもだけでなく、他のお友達のためにも必ず報告をしましょう。

お仕事が休みのときは、子どもも保育園を休ませて、一緒に過ごす時間を大切にしてください。保育園は保育に欠ける子どもを預けるところなので、家庭で一緒に過ごせるときや旅行での欠席は何も問題ありません。

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