保育園

保育園でママ友を作るメリット・デメリット|ママ友の作り方や注意点も解説

2021.12.29
子どもの保育園への入園に伴い、多くの保護者が不安に思っていることとして、ママ友との付き合いが挙げられます。

この記事では、保育園でのママ友付き合いのメリット・デメリットを解説します。ママ友の作り方や注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
保育園に通う子どもがいるママの中には、ママ友との付き合いをしている方もいます。ママ友との付き合い方は人それぞれです。ママ友との付き合いをしない方もいます。

保育園に子どもを預けているママは長時間勤務の場合が多く、仕事の前後に送迎や買い物、家事を行っています。したがって、幼稚園に比べると、送迎の時間などママ同士の交流機会は少ないです。
ママ友とは、子どもを通して知り合い、親しくなるママたちを指します。子どもが乳幼児期〜中学生くらいの間、つながりを持つケースが多いでしょう。

一方で、子ども同士のつながりが前提の関係性であるため、決して親密度が高くないです。あくまで「子どもの友達のママ」である側面があります。
ママ友は、子ども同士の関係から発展することが多いです。一方で、ママ友との付き合い方に苦心している方もいます。ここからは、保育園のママ友のお付き合い事情を解説します。
主にママ友と関わる機会として挙げられるのが、送迎時の挨拶や立ち話です。朝は出勤前で時間がなく、お迎え後は買い出しや家事などをする必要があるため、実際に談笑できる時間は限られています。保育園の雰囲気によっても、ママ友との関わり方は異なります。
ママ友との付き合いの中で、予定を合わせて公園などで親子同伴で会うパターンもあります。保育園の近くに公園があれば、保育園のお迎えの後に公園で遊ぶ親子もいます。週1回など回数を決めて公園で遊ぶこともあるようです。

子ども同士が公園で仲良くなると同時にママ同士の距離も縮まることもあります。
入園した当初にありがちなパターンは、何かと忙しくママ友ができないことです。一方で、送迎時などの挨拶や行事への参加を積み重ねることで、ママ友ができる方もいます。連絡先を交換するタイミングがなく、なかなか交流までにたどり着くのに時間がかかることもあります。
ママ友グループを作って交流を深めている方もいます。ママ友もしくは親子で、園での行事後や平日の夜、土日祝日などを利用して集まることがよくあるパターンです。

年長児クラスの場合は、卒園に向けた動きをママ中心で行う場合もあり、グループが形成されることもあります。
保育園へ通う子どものママは、一般的にはフルタイムや長時間のパートなどで働いています。したがって、時間に余裕がないことが多いでしょう。子ども同士の関係性が良好であれば満足である方や、連絡先を交換して園の外で会うことが面倒であると考えている方もいます。
保育園でのママ友づくりは、それぞれの保護者の生活スタイルや考え方によって異なります。保育園でママ友を作らないと考えている方もいる中で、ママ友のメリットはあるのでしょうか。詳しく解説します。
保育園関連の情報収集をしやすいメリットがあります。特に保育園への入園が初めての保護者の場合は、行事の詳細や行事での持ち物などの情報を入手できます。保護者目線での保育園や周辺地域に関する有益な情報も収集可能です。

また、送迎時にわが子の様子について教えてくれることもあります。
子育てやワーキングママならではの悩みを分かり合えるメリットもあります。同じ保育園に通っていることで、「同志」のような関係となりやすいでしょう。お互いの子育てや保育園での悩み事の良き相談相手になり得ます。

子どもの送迎時間がかぶった時などに相談する機会を設けやすいです。
困っている時に助けてくれるメリットもあります。例えば、急な残業や体調不良で送迎が難しくなってしまった時に、送迎を代わってくれたり、身体の具合が良くない時に買い出しや食事の差し入れをしてくれたりします。

関係性が良いと、声掛けなどちょっとした心遣いをしてくれるところも利点です。
関係性が深まると、保育園以外でも親子で会う場面が増えます。親子で一緒にお出かけすることで、子どもが遊んでいる間に、情報交換やお茶を楽しめます。時には夫に子どもを預けて飲み会を開催するグループもあり、気兼ねなくリフレッシュできる場合もあるようです。
ママ友付き合いのメリットは、情報交換などの共有です。一方で、ママ友との付き合い方次第では、デメリットを感じてしまうこともあります。ここからは、ママ友付き合いのデメリットを解説します。
ママ友のつながりは、子ども同士のつながりが前提の関係性であるため、ママ同士の価値観がマッチしていることは期待できません。このことが原因で、トラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

悪口や噂話好き、価値観の異なる方などもいます。中には、お互いの家庭の様子やプライバシーを詮索する方もいるようです。
ママ友のつながりは、主に仕事のない平日の夜や休日に交流が行われています。したがって、貴重な休日を利用してママ友と交流します。一方で、頻繁に交流を重ねると出費もかさんでしまうことも事実です。

一部のママ友グループでは手土産の用意や飲み会での交流が主流で、時間もお金もなくなってしまうリスクがあります。
ママ友グループによっては、SNSを頻繁に使います。よくある声は、LINEなどのグループトークの返信などに疲れてしまうことです。他人の悪口などの雑談に付き合うのはストレスだと感じる方は一定数います。

中には、スタンプ合戦をするグループもありますが、過度な返信はせず、適度な距離感を持つと良いでしょう。
保育園でのママ友との関わりは、一長一短です。一方で、ママ友がいることで子どもの園生活にいい影響を与える可能性があります。ここからは保育園でママ友を作るためのコツを解説します。
仲良くなりたいママを見つけた場合、自分から笑顔で挨拶する習慣をつけると、相手のママに対して好印象です。「おはようございます」「さようなら」だけでも良いでしょう。何度も挨拶を重ねるうちに、自然と会話が広がります。
服装やヘアスタイルを「話しかけやすい雰囲気」にすることでママ友が作りやすくなります。
華やかな印象を持たせる服装・ヘアメイクは避け、ナチュラル系のものでまとめると良いでしょう。

送迎前後は、時間に追われて余裕もないことからイライラしてしまうことも多いようです。子どもを怒鳴ったり、言葉遣いが汚かったりすると近づきにくい原因にもなるので、言葉遣いには注意します。
時間に余裕がある場合は、役員を引き受けるのも一つの方法です。役員になることでクラスのママとのやり取りが増え、顔と名前を覚えてもらえます。役員同士の交流も期待でき、役員の仕事を重ねることで親しくなることもあるようです。
ママ友を作る上で、運動会などの行事はママたちがゆっくりと話ができる機会でもあります。特に保護者会では隣の席に座ったママや、同じクラスのママと小話をきっかけに親しくなることがあるようです。

子ども同士が仲良しの場合は、子どもの関係性などから会話がつながりやすいです。
ママ友を作るには、簡単な挨拶や立ち話、保育園への行事などに関わる機会を増やすことが大切です。一方で、関係性を継続させるために、注意すべき点もあります。ここからは、ママ友付き合いで注意すべき点を解説します。
時折、他のママや保育園について悪口を言うママもいます。悪口には関わらないことが鉄則です。悪口を言ってしまったり、同調してしまったりすると、後々トラブルにつながってしまいます。

ママ友のつながりは揺らぎやすいものであるため、言動には気を付けたいところです。
ママ友との良好な関係性を築く上で、子どもや家族の自慢話をしないことは大切です。子どもの成長話は人によっては自慢話に聞こえてしまい、ねたみにつながってしまいます。夫の勤め先なども同様で、マウントを取っていると誤解を生んでしまうので要注意です。
ママ友のプライベートは深く詮索しない方が良いです。必要以上にプライベートの質問をしすぎると不快に感じる方もいます。自分の家庭状況の話であれば、自慢話と捉えられてしまうでしょう。

プライベートへの深入りは余計なトラブルを招く可能性もあるので、適度な距離感を保ちます。
ママ友への営業や勧誘は避けましょう。あくまで「ママ友」の関係であって「ビジネスの取引先」ではないです。金銭にまつわることはトラブルの火種です。良かれと思って営業・勧誘しても、相手は不快に思っていることもあります。
ママ友にはメリットがあると同時にデメリットもありますが、注意点を踏まえて関わることで自分自身も相手も傷つくことなく、関わることができます。ここからは、気を付けたいママ友の見分け方を解説します。
噂話や悪口の多いママ友との付き合いは、避けた方が無難です。このようなママ友は、仲良くしていても陰で何を言っているか分かりません。挨拶程度の関わりとし、あまり関係性を深めないようにします。
話に夢中で子どもを見ていないママ友は、要注意です。ママ友の子どもがけがをした場合に周りのママを責める傾向にあります。一方で、自分の子どもが他人の子どもにけがをさせても、知らん顔をしていることが多いです。
派閥やグループを作ろうとするママは、勤め先や年収などでグループを作ります。相手によって態度を変えながら、自分に従うママ友を集めようとします。グループの規模が大きく、付き合いが大変になってしまうケースが多いので、適切な距離を取ることがおすすめです。
今回の記事では、以下の事項を解説しました。

・保育園では「ママ友」を作り、保育園などの情報共有を行う方もいる。
・「ママ友」は、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、適切な距離感を取る。
・「ママ友」の関係性を維持するためには、プライベートを詮索せず、割り切った関係性として接する。
・中には、陰口などを言う方もいるので、そのような方とは距離を取る。

保育園の情報や子育ての悩みなどを共有するために、「ママ友」との関係性を築くことは大切です。一方で、必要以上の関係性が迫られるケースでは一定の距離感を取ってお付き合いをしましょう。

いずれにせよ、保育園生活の主役は子どもなので、子どもに影響がない程度のお付き合いが大切です。

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