保育園

保育園の選び方とは?具体的なポイントや探す時期、入園までの流れを解説

2020.07.22
保育園は、自分の子供が初めて集団生活をする場です。選ぶ時には、保育園を実際に見学し、通園距離や、設備、環境、保育士と園児の様子といったポイントをおさえさて探しましょう。
この記事では保育園の選び方について具体的に解説していきますので、安心して子供を預けられる保育園探しにお役立て下さい。
保育園選びでは、まずは情報収集、見学予約と計画的な手順を踏むことでスムーズな入園へ繋がります。ここではその流れから手順までを紹介します。保育園入園までの流れをまとめると以下のようになります。

1.保育園の情報を集める
2.候補の保育園をピックアップする
3.希望する保育園の見学予約の電話を入れ予約をする
4.候補の保育園の見学をする
5.保育園の入園申し込みをする
6.入園に向け必要な用具を準備する

上記のような過程を経て、入園となりますが、保育園選びは希望する入園時期の1年くらい前から始めることをおすすめします。

入園時期も、認可園を希望する場合は大体が4月入園のため、申し込みが前年の10〜11月となります。一方、無認可園は通年で園児を募集しているところもあります。
保育園選びの第一歩は情報を集めることです。その情報の入手手段として、基本的なものとしては保育園や自治体のホームページが最適です。ただその情報だけを頼りにしてしまうと、情報が更新されていない場合や、新しく開設予定の保育園が記載されていない場合などがあります。

確実な情報を手に入れるためには各自治体の役所の窓口で尋ねてみて下さい。保育関連の課は、「子育て支援課」や「保育課」など役所毎に様々ですが必ず専門の部署があります。そこで、事前に希望する条件をまとめて保育園入園を希望している旨を伝えると必要な情報が手に入りやすくなります。
ここでは保育園見学前に知っておきたい、当日チェックするべき5つのポイントについて解説します。気になる保育園の見学に行く際に参考にして下さい。
まずは自宅近くか、職場近くで選ぶか大きく2つの選択があります。自宅近くの場合送り迎えで子供を移動させる距離が短いメリットが有る一方、熱などで呼び出しがあった際、職場からすぐに駆けつけるのが難しくなります。

また職場近くの保育園を選ぶなら、最近は企業内保育園などもあるように子供の様子によってすぐ駆けつけたり、終業後にすぐに会えるというメリットが有る一方で、ある程度の通勤距離を子供と一緒に移動するという安全面での心配が出てきます。

どちらの方が自分や子供への負担が少ないか考慮して下さい。
通園するとなれば毎日のことですから当然雨の日もあります。雨だと交通事情が大きく変化する場所も多いので、特に自動車での送迎を考えている人は保育園周辺の雨の日の交通事情もよく確認して下さい。
保育園自体に集中し案外見落としがちな点ですが、周辺環境も非常に大切です。送迎に車や自転車を使うのであれば、駐車場、駐輪場の有無の確認は必須です。

また日常生活の中に保育園の送迎が組み込まれることを想定すると、保育園の近隣に送迎のついでに立ち寄ることができるスーパーや病院があると、時間を有効に使えて便利です。
自分も仕事を始めるとなれば、就業時間に合わせて子供を保育園に預ける必要性があります。一般的な認可保育園は、朝7時30分から登園開始、夜は18時30分までの預かりとなっているところが多いので、その時間帯を自分の出勤時間、退勤時間と照らし合わせてシミュレーションしてみて下さい。

もし、仕事での残業が想定されるのであれば、延長保育に対応しているか、その時間の長さも確認が欠かせません。
多くの人が想像する保育園は園児がたくさんいる保育園ですが、保育園には100人以上の多人数を受け入れる大規模保育園と、19名程度が定員の少人数の保育園とがあり、それぞれにメリットデメリットがあります。

・大規模保育園
大規模保育園のメリットとしてあげられるのは施設、園庭、イベントも大規模であることや、同年齢の子供同士で刺激し合える環境があることです。その一方でどうしても自己主張の弱い子や、個性が勁すぎる子などは集団の中で浮きがちになってしまうことがデメリットと言えます。

・少人数の保育園
子供一人ひとりに保育士の目が行き届きやすく、異年齢の子と接する機会も多くアットホームな雰囲気の中で過ごせることがメリットです。一方、友達の数や、イベントの規模が限られてしまうことがデメリットとなります。
各保育園にはそれぞれに運営方針や教育方針があり、それに応じて保育内容も多様になっています。子供をただ預かるだけでなく、レッスンなどのカリキュラムを実施している園も多いです。

その内容は、英会話や、リトミック、体操、お受験対策など多岐にわたっているので、家庭の教育方針と照らし合わせることも保育園の選び方の一つです。
保育園に子供を入れるにあたり、現実的に考えて一番気になるのは料金です。2019年10月から幼児教育・保育無償化が実施されたことにより、それ以前よりは家計への負担は小さくなりました。

保育園については、3~5歳児の全ての子供と住民税非課税世帯の0~2歳児の子供の保育料が無償とされています。ただ、この制度はあくまで保育料の無償が定められたものなので、保育園生活に付随する食材費や行事費は負担が必要です。

また、全額無償は認可保育園の3~5歳児とされているので、住民税課税世帯の0~2歳児は所得に応じた保育料の負担があり、認可外保育園に3~5歳児を通わせる場合は月に3.7万円の補助が受けられますがそれを超える金額は自己負担となります。

延長保育については各園が、何分あたりいくらと設定しており、かなり差もあるので確認しておくと安心です。
候補の保育園が決まったら、次は見学という流れになります。見学当日の限られた時間の中でチェックしておくべき5つのポイントをここでは紹介します。
入園が決まればその保育園は子供が一日の大半を過ごす場所となります。施設全体の明るさや清潔さ、また子供目線での安全面が確保されているかをしっかりと見て下さい。少ししゃがんで子供の目線になり、ぶつかりそうなところは緩衝材でガードされているか、床やトイレは衛生的かなどを見てみるのも一つの手段です。

時間帯によってはお昼寝などで入れない場所もありますが、できる限り細かいところまで見学させてもらって下さい。
保育士や園長との相性も非常に大切です。見学日には話す機会があるはずなので積極的に会話をしてみて下さい。入園後も育児の相談や保育園での様子等、話す機会は多くなるので、態度や言葉遣いから保育士の人柄や保育に対する考え方などよく観察して下さい。

大人たちの他にも在園している園児たちが保育士の周りで楽しそうに明るくしているかなどを見てみると日頃の様子も感じ取れます。
まさに百聞は一見にしかず、在園児の様子を見れば保育園での日常が見て取れます。子供たちが、いきいきした表情をして、楽しそうに声を立てて笑っていれば、ストレスなく過ごせていることが判ります。

他にも、泣いている子やいたずらした子に保育士がどう対応しているかも、保育園でのしつけや面倒の見方が垣間見えるポイントとなります。
給食は認可保育園の場合、施設内で調理師が作ることが定められていますが、認可外保育園の場合、自園で調理していたり、外注であったり、弁当持参であったりと園により違いがあります。それぞれメニューは知っておきたいですが、特に外注している時にはどのようなメニューがあるのか見せてもらって下さい。

また子供に食物アレルギーがあるときには、その対策の有無を確認して下さい。
どのような場合に親の呼び出しがかかるのか、就労を考えている人は仕事に関わる重大事項ですのでよく知っておいて下さい。大体の保育園は「37.5℃の発熱」を基準としていますが、一度計って超えた場合か、もしくは様子を見て何度か計ってからになるのかは園ごとに対応が異なります。

また休園の基準も、基本は登園前の発熱や嘔吐、下痢等が挙げられますが保育園ごとに異なるので見学時に確認するポイントです。
保育園をいざ検討しようという時、ネット上の口コミ等情報が多すぎて決められないことがありますが、何より大切なのは自分の目で見て雰囲気を感じて判断することです。
いろいろな情報がスマホ1つで手に入ってしまう現代ですが、保育園は大切な子供の人格形成にも関わる重要な場です。ホームページや冊子だけではなく、実際に見学に行くことは保育園選びにおいて何より重要です。

見学予約の時の保育園側の対応を生の声で聞くことでも印象は変わってくることもあります。更に見学当日に、通う予定の子供も一緒に連れて行くことで本人に合っているかどうかもわかります。
周りに実際にその保育園に子供を通わせたことのある人がいるなら必ず評判や意見を聞いてみて下さい。利用者目線での意見は、誰が書き込んだかわからないインターネット上の口コミサイトよりもよほど信憑性があります。

あくまでインターネットは情報収集の補助として参考にするレベルに抑え、アナログですが直接見て聞くことほど間違えのないことはありません。
人の第一印象が大切なように、保育園選びも見学の時に感じたインスピレーションを大切にして下さい。

もちろん条件や情報で絞り込んでいくことも現実的な面で必要ですが、「この保育園うちの子に合いそうだな」と見学中にピンときたら、そのフィーリングも保育園の最終決定をする際に活かして、安心して子供を預けられる保育園を探して下さい。
保育園には国の基準を満たし都道府県知事の認可を受けた認可保育園と、受けていない認可外保育園とがあります。その違いも知った上で保育園を選ぶ際の参考にして下さい。
認可保育園は、施設の広さ、職員数、子供に対する保育士の人数、給食施設、衛生・安全管理等を定めた国の基準をすべてクリアし、都道府県知事の認可を受けた保育園の事を指し、公立、私立両方の園があります。

大きな特徴としては、比較的施設が広く園庭もあり、自治体からの補助も受けているので保育料もおさえられ、無償化により3歳以上の園児の保育料は無償になりました。
国の基準よりも緩やかな基準で設けられている保育園が認可外保育園にあたります。そのため施設が小さめであったりすることはありますが、認可園以上にオリジナリティを強く打ち出している園が多く見受けられます。

延長保育や24時間保育を行ったり、通年入園が可能であったりと、より利用者のニーズに合わせて運営されている園が多いです。

生まれてからずっと一緒に過ごしてきた子供の保育園選びは、親としては失敗せずに我が子に合った所に入れて、自分の仕事と子育てをうまく両立させたいと気合の入る場面です。その保育園選びをスムーズに運ぶための流れとしては、入園時期のおよそ一年前から保育園の情報集めが重要です。

またネットや人の意見だけで判断するのではなく、しっかり見学に足を運び、実際に通園させることを想定してください。

距離や施設、園や保育士の様子に注目し、自分の得たインスピレーションも参考に絞り込み、認可園なら入園の約半年前の入園申し込みにつなげていくことが大切です。
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引用元:ホイサク
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