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主婦が働くなら派遣とパートどちらがいい?その違いを詳しく解説

2020.08.12
「主婦が派遣で働く」とは正社員や契約社員ではなく派遣勤務で働くことを意味します。結婚後に家事と両立しながら働く際、派遣とパートのどちらかで迷うこともあるものです。この記事では派遣勤務を検討している主婦向けの内容を紹介します。

パートとの違いについて様々な角度から比較して解説するので参考にしてください。
派遣やパートで主婦が働くときのチェックポイントは主に次の4点です。

・土日を休みにできるか
・子育てしながら仕事を続けやすいか
・ブランクがあっても大丈夫か
・スキルを活かせるか

派遣やパートで働く主婦には上記のような優先したい条件があるもの。これらのポイントを満たした働き方ができるかどうかについて解説していきます。
派遣勤務を経験したことがない主婦のために、派遣の種類と実際に勤務に就くまでの流れについて紹介します。
「常用型派遣」と「登録型派遣」の2種類に分かれる派遣社員。雇用期間がどのように決まるかに違いがあります。
常用型派遣の場合、「派遣会社・派遣先企業・派遣社員」の関係は次の通りです。

・派遣会社→派遣先企業:派遣契約
・派遣会社→派遣社員:雇用契約
・派遣先企業→派遣社員:指揮命令

派遣先企業での勤務期間が終わっても派遣会社との雇用契約は継続されるので、別の派遣先企業で働くことができます。
登録型派遣の場合は派遣先企業での勤務が終わったら、同時に派遣会社との雇用契約も満了です。さらに派遣で働きたいなら同じ派遣会社と雇用契約を結び直すか、別の派遣会社と新たに契約することになります。
派遣勤務の流れについては下記をご参照ください。

1.派遣会社に登録(雇用契約を結ぶ)
2.派遣先企業を紹介してもらう
3.派遣先企業から指揮命令を受けつつ勤務
4.派遣会社から給与が支払われる
5.勤務期間が終わる
6.登録型派遣の場合は派遣会社との雇用契約も終了

常用型派遣の場合は派遣会社との雇用契約を定期的に更新しつつ、派遣先企業の紹介から繰り返します。
派遣とパートの違いについて表にまとめました。7つの項目をそれぞれ比較して、適した働き方を見極めましょう。

派遣とパートの大きな違いは雇用主です。また派遣は派遣会社、パートは勤務先という給与の支払先の違いもあります。
派遣かパートか、主婦が選ぶべき働き方についてのメリットとデメリットを解説します。
正社員とパートの中間的な派遣。正社員と同じような待遇を受けられるメリットもありつつ、様々な面でパートほど自由ではありません。
主婦が派遣で働く場合の主なメリットは次の5点です。

・パートよりも高時給の場合が多い
・スキルを活かして働ける仕事がある
・土日・祝日・長期(夏休み・年末年始など)の休みが取りやすい
・派遣会社の担当者を通して、勤務先への交渉や悩み相談ができる
・派遣会社の充実した福利厚生や研修などを受けられる

派遣の場合はスキルが評価されて高時給となり、勤務スケジュールや福利厚生などの面で正社員と同じような待遇を受けられるという特徴があります。
派遣勤務の主なデメリットは次のようになります。

・交通費が支給されないケースが多い
・契約期間が定まっている
・勤務時間などの雇用条件を変更しにくい

正社員と待遇が異なるのは交通費が自己負担の場合が多く、契約期間がある点です。パートと違って急な休みの取得や勤務時間の変更などの自由度が低いというデメリットもあります。
長期的に安心して働くことができるパートですが、立ち仕事や土日勤務がある仕事も多いという問題もあります。
主婦がパートで働く場合の主なメリットを下記にまとめました。

・勤務時間、急な休みなどの融通が利く
・契約期間がない場合が多く、長期的に安定して働ける
・仕事の種類が多い
・未経験OKの仕事も多い

家事や子育てとの両立を考えると、勤務スケジュールの自由度が高く、仕事内容を幅広く選べるところは主婦にとって大きなメリットになります。
パート勤務の主なデメリットはこちらです。

・業種によっては立ち仕事もあり、体力が必要
・土日勤務がメインの場合もある

販売・接客・製造などの仕事では立ち仕事が多く、短時間勤務でも疲れやすいところがデメリットです。
主婦が派遣とパートのどちらかを選ぶ際、扶養控除や社会保険についてもチェックしておく必要があります。
扶養控除の中でも、主婦は配偶者控除が適用されます。ただし、主婦本人の年収が150万円以上201万6千円未満の場合は配偶者特別控除です。2017年までは103万円が配偶者控除の対象となる年収の上限でしたが、2018年以降は150万円超えに変わりました。

さらに2018年には、配偶者特別控除の対象は夫の年収が1,220万円以内という条件も追加されています。
本人の年収が130万円未満なら、社会保険は扶養範囲です。130万円以上になると、扶養を外れて自身で社会保険に加入する必要があります。ただし、以下のすべてに該当する場合は、年収106万円以上で扶養から外れ社会保険に加入することになります。

・所定労働時間が週20時間以上
・1カ月の平均賃金が給与収入88,000円以上
・1年以上勤務する見込みがある
・勤務先の従業員数が501人以上
・学生ではない

年収には交通費やその他の手当ても含まれるので、その点ご留意ください。
働く主婦向けに派遣とパートの違いについて解説しました。

・派遣:高収入を目指したい・立ち仕事や土日勤務を避けたい・長期休暇が欲しい
・パート:勤務時間や急な休みの取得などの自由度が高いほうがいい・長期間安定して働きたい・扶養に入りたい

上記のポイントを参考にどちらで働くべきなのかを判断しましょう。

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