保育園

保育園における延長保育は何時まで?利用料金・利用方法などを解説

2020.10.14
保育園の延長保育とは、定時預かり時間外での保育のことを言います。残業しなければならない時など、延長保育をお願いできれば、とても助かりますよね。

ここでは、延長保育について、延長時間・利用方法・利用料金などを解説していきます。延長保育をうまく活用し、キャリアアップを目指してください。
延長保育とは、施設の定時預かり時間を延長して行う保育のことです。

延長保育には月ぎめの延長保育のほか、スポットの延長保育もあるので、急な残業などの場合にも対応できる施設が多くあります。ただし、定員があり、必ずしも延長保育を受けられるとは限らないので、注意が必要です。

また、延長保育を実施していない施設もあるので事前に確認しておきましょう。
保育園に預けられる時間は、保育標準時間か保育短時間かによって変わってきます。どちらの種類になるかは就労時間などが関係しますので、以下を参考にしてください。
保護者の就労時間が1か月あたりおおむね120時間以上の家庭に適用されるのが保育標準時間です。保育標準時間で預けられる1日の最大時間は11時間です。
保護者の就労時間が1か月あた64時りおおむね間以上120時間未満の家庭に適用されるのが保育短時間です。

たとえば、父親は会社員・母親が短時間パート勤務の場合、母親の月の就労時間が120時間に満たなければ保育短時間が適用されます。保育短時間で預けられる1日の最大時間は8時間です。
延長保育の時間は、保育園によって異なりますが、一般的には、通常保育の時間から1~2時間程度が延長保育時間として設けられています。また、夕方だけでなく、早朝にも延長保育が適用されている施設が多くあります。

例えば、7:00~19:30が開園時間の場合
この場合、延長保育は7:00~7:30や18:30~19:30までといった形で、保育園ごとに決められています。
今、保育園における延長保育は、需要が高まっています。その理由をいくつか挙げてみます。

・共働き夫婦が増えた
・両親と離れて生活している
・祖父母も現役で働いている

女性の社会進出や定年年齢の引き上げなどに加え、核家族が増えている今、仕事と子育てを両親だけで負担している家庭が増えています。
延長保育は、その負担を減らすことができるとして、需要が高まっています。
東京都でも、延長保育を実施している保育園は増加傾向にありますが、平成20年度末時点での実施率は79.2%です。

このうち、2時間以上の延長保育を実施している施設は237か所。延長保育を実施している全保育所1,338か所のうち、17.7%にとどまっています。
延長保育の利用においては、賛否両論がありますが、悪いことではありません。

「もっと子どもと過ごしてあげないと」と思われる風潮がまだ残っている中で、後ろめたい、・罪悪感があるといった気持ちを持っている方も多いのではないでしょうか。

ですが、大事なことは「子どもと接している時の心」です。
仕事がある日は子どもと関わる時間が少なくても、休日に十分な愛情を注いでいれば、子どもは背中を見て感じ取っています。

ストレスを抱えながら無理に接していても逆効果なので、うまく延長保育を利用し、ストレスをためないようにしましょう。
延長保育には、以下のような特徴がありますので、紹介していきます。
延長保育の大きな特徴は、月ぎめ延長保育と日割り(スポット)延長保育の2種類があることです。
月ぎめ延長保育とは、月12日(週3日)以上、定期的に利用できる延長保育のことです。ただし、自治体・保育園ごとに条件があるので、しっかり確認しておきましょう。また、定員があるため承認されない可能性もあります。

保育標準時間の適用家庭が対象なので、保育短時間の場合、利用できないので注意が必要です。
スポット利用とは、1日単位で利用可能な延長保育のことです。スポットでの延長保育利用の際は、在園している保育園に、事前に連絡をして受け入れてもらえれば、利用可能です。

希望する人は、保育園で手続きを行います。
スポット利用も月ぎめ利用と同様、自治体・保育園ごとに条件があるので確認しておきましょう。
延長保育を利用すると、夕方以降おやつを提供してくれる施設が多くあります。要望に合わせて提供してくれる施設や、決められた時間になったら提供される施設など、様々な形でサービスが展開されているので、確認しておきましょう。

また、夜遅くまで開いている施設では、夕食を提供してくれる施設もあります。
現在の社会は、共働き家庭が多く、ほとんどの小学生が学童保育を利用しています。
そんな中、残業などがあった際に、学校に併設されている学童保育の閉室時間の方が、保育園より早くて困っているという保護者も多いです。

このようなことから今、小学生を保育園の中で「学童保育」として預かるところが増えてきています。児童は保育園の中で、宿題や習い事をするスペースを設けられ、保護者のお迎えまで過ごします。
幼稚園の預かり保育とは、保育園の延長保育と同様に、在園児を延長して預かることを言います。幼稚園のほか、認定こども園でも実施されています。ここではその特徴を紹介していきます。
預かり保育を申し込む際、利用理由は問われないので、「病院へ行きたい」などの仕事以外の用事でも預かってもらうことができます。定期的に利用したい場合には、就労証明書などの提出を求められることもあります。
預かり保育では、完全な自由時間として過ごしている幼稚園もあれば、体操やダンス、ピアノや英語といった習い事を行っている幼稚園もあります。

園によって様々なので、預かり保育の内容を知りたい方は、幼稚園に問い合わせてみましょう。
一時預かりとは、「在園児以外の子どもを預かる」サービスのことを言います。幼稚園ではなく、保育園で実施されています。

幼稚園の預かり保育は在園児のみの利用に対し、一時預かりでは、在園児以外の子ども(生後数か月~就学時前までの子ども)が利用できます。
ここでは、月ぎめ延長保育・スポット利用の延長保育それぞれの申請方法を解説していきます。
延長保育の申請方法は各自治体・保育園によって異なります。
また、月ごと・日ごとに事前に申請する必要があるので、「急な残業で、当日に預けたい」といった場合は、分かった時点ですぐに保育園に連絡を入れるようにしましょう。

延長保育の利用料金も、保育園によって差があるので、延長保育の利用を検討している方は確認しておきましょう。
月ぎめ延長保育を申請する場合は、区や市町村に書類を提出し、申し込みます。

・月ごとの延長保育申込書
・勤務証明書または就労状況申告書
これらの書類を記入・提出して審査を受けます。
定員状況によっては承認されない場合もあるので注意してください。
スポット利用の延長保育の場合は、区や市町村での手続きはなく、保育園で手続きをします。
事前に保育園へ直接連絡し、定員内であれば受け入れてもらえますが、各保育園によって条件が異なるので、よく確認しておきましょう。
「急な残業が入ってしまった!」「お迎えに間に合わないかも」という時の対処法を紹介していきます。
まずは、お迎えに間に合わないと思った時点で早めに保育園へ連絡し、延長保育をしてもらえるか問い合わせましょう。「いつもより30分遅れるだけだし」と思うかもしれませんが、子どもも、保育士も心配になります。

定員数にもよりますが、連絡を入れ、理由を話すと承認してくれる保育園が多いです。
もし、延長保育が無理だった場合は、両親で協力して、早くお迎えに行ける方が行くようにしましょう。

「お迎え行ったことないからわからない」なんて心配はいりません。子どものために、両親で協力し合うことが大切です。
延長保育・両親ともに都合がつかない場合は、祖父母やママ友にお願いしてみましょう。
祖父母が遠方にいる方は難しいかもしれませんが、実際保育園にお迎えに来てくれる祖父母は多いです。

その際、保育園に「誰がお迎えに行くか」を連絡するようにしてください。
上記の、どの方法も都合がつかなかった場合は、自治体のファミリーサポートに依頼してみてはいかがでしょうか。

ファミリーサポートを利用するには、事前登録をする必要がありますが、困ったときには助かります。気になる方はお住まいの自治体に確認してみましょう。
保育園における延長保育の種類や利用方法を紹介してきました。
・延長保育は「月ぎめ延長保育」と「スポット利用の延長保育」がある
・各自治体や保育園によって条件が異なる
・幼稚園での「預かり保育」とは延長保育のこと

延長保育は悪いことではないので、前向きに利用しましょう。

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