保育園

幼稚園のプレ保育とは?保育園との違いや準備する服装・持ち物を紹介

2020.12.23
幼稚園選びに迷った時は、プレ保育を利用してみましょう。プレ保育とは、入園する少し前から子どもを幼稚園に通わせる制度のことです。近年、プレ制度を採用している幼稚園も増えてきています。

本記事ではプレ保育について知りたいママへ、プレ保育の時期や費用、服装、面接について詳しく解説します。プレ保育を利用したい方はぜひ参考にしてください。
幼稚園のプレ保育とはどういう制度で、どのようなことが行われるのでしょうか。詳しく解説していきます。
プレ保育とは、未就園の親子を対象に幼稚園体験をして、幼稚園での生活を知ってもらう制度です。そのため、幼稚園は通常3歳から入園ですが、プレ保育では3歳より下の年齢の子どもたちが通います。

プレ保育を利用することで、幼稚園に慣れることができ、また同じ学年のママ友とも出会えます。
園によっては「未就園児クラス」と呼ばれています。
プレ保育では、入園している園児たちが日頃行っていることを、実際に体験します。例えば、以下のような体験です。

・リトミックやダンス
・お絵かきや工作
・季節や園の行事

幼稚園の中にはプレ保育内で、英語教育やスイミングを行うところもあります。また、プレ保育に来た子ども同士が一緒に体験するため、集団生活に慣れるといったメリットもあります。プレ保育の内容や時間は、幼稚園によって様々なので、希望の幼稚園で確認しましょう。
プレ保育は2歳児からの受付が一般的です。年少クラスは3歳からなので、それまでの1年間をプレ保育として過ごすことがほとんどですが、幼稚園によっては1歳児でも受け入れているところもあります。

幼稚園によって対象年齢が異なるので、事前に問い合わせてみましょう。
回数は、月に1回のところもあれば、週5回のところもあります。また、子どものみ参加する場合と、親子で参加する場合でも回数は変わる傾向があります。

・子どものみ参加の場合
週に数回~毎日通うことができ、送迎バスの利用も可能です。

・親子で参加の場合
月に1回~週に1回程度で、子育て支援として実施していることが多いです。
プレ保育と保育園は、保育時間や目的、内容が違います。プレ保育は、幼稚園で実施されており、幼稚園に入園予定のある子が対象です。幼稚園の生活を体験することで、幼稚園や集団生活に慣れることが目的とされています。

一方保育園は、共働き家庭などで保育に欠ける子どもを預かる施設です。親が働いているため、保育時間も長く設定されています。保育園に通わせたいと考えている共働き家庭でも、選択肢を広げるためにプレ保育を利用する人もいます。
プレ保育を利用する際には、入会金と月会費がかかります。入会金と月会費について、ひとつずつ解説していきます。
入会金は、無料の園もあれば、10,000円ほど必要な園もあります。幼稚園によって大きな開きがありますが、3,000円~10,000円ほどを想定しておくと良いでしょう。兄弟がすでに入園している場合は、減額制度がある園もあるので、事前によく確認しましょう。
プレ保育の月会費は、時間や利用回数によって金額は様々です。無料の園もあれば、20,000円ほどかかる園もあります。また、プレ保育を利用する際に必要になる上履きや教材などの購入、給食代・送迎バスの利用料など、別途費用がかかる場合もあります。
プレ保育を利用する際には、どのような服装が好ましいのでしょうか。子どもの服装、親の服装と必要な持ち物を紹介します。
指定がない場合が多いですが、幼稚園によっては、体操服や制服の着用を指定する園もあるので確認しておきましょう。体を動かすことがあるので、基本的に普段着がおすすめです。動きやすい伸縮性のある服を選びましょう。

タイツやスカート、袖の長すぎる服やオーバーオールといった動きにくい服や、着脱のしにくい服は避けたほうが良いです。また、パーカーはフードの部分がひっかかる危険性があるため、禁止している園もあります。
子どもと同様、カジュアルな服がおすすめです。体を動かすこともあれば、工作を一緒にすることもあります。汚れる可能性もあるので、ロングスカートやミニスカート、ピンヒールや派手すぎる服装は避け、パンツスタイルやスニーカーといった動きやすく、汚れてもいい服装を選びましょう。

また、幼稚園から書類をもらうことも多いので、小さなバッグよりA4サイズの紙が入るカバンを持参すると便利です。外に出ることもあるので、帽子もあると紫外線対策ができます。
プレの内容によっても必要な持ち物は変わります。園から書類や口頭で指示があることも多いため心配いりませんが、以下に必要な持ち物の一例を紹介します。

ほとんどの園で必要な持ち物
・子どものリュック、帽子
・上履き
・水筒
・ハンカチ・ティッシュ
・お着替えセット(オムツの場合はオムツやおしり拭きなども)

あると便利なもの
・靴を入れる袋
・書類を入れるクリアファイル
・筆記用具
・エコバッグ

不安な場合には先生に聞いてみましょう。
プレ保育に参加しようか迷っているママへ、プレ保育に参加することで得られる3つのメリットについて、紹介していきます。
実際に参加することで、見学や口コミだけではわからない、幼稚園や先生の雰囲気を知ることができます。例えば、体を動かすことが好きな子どもにとって、幼稚園の方針が英語教育に力を入れているところだとしたら、子どもにとって、幼稚園との相性がいいとは言えません。

「思っていた園と違うかも」と感じることができる、子どもに合った幼稚園かを見極めることができるのは、プレ保育で実際に体験したからこそ気付ける部分と言えるでしょう。
プレ保育を利用することで、子どもは同年齢の友達を、ママはママ友を作ることができます。また、先輩ママの雰囲気も見ることができる点もメリットです。保護者も参加する行事や、懇親会の多い幼稚園などでは、幼稚園に通うママたちとの付き合いも深くなります。

自分がママたちと合っているかを確認することができるプレ保育の利用は、チャンスと言えるでしょう。
プレ保育の利用者を優先して、正式に入園させる幼稚園が多くあります。そのため、年少クラスからの入園となると、募集枠は定員人数からプレ保育利用者の人数を差し引いた枠のみとなり、狭き門になります。

入園が難しくなるケースも考えられるので、どうしても入園したい幼稚園がある際には、プレ保育を利用して優先権を獲得しておくことをおすすめします。
プレ保育に入園するまでの流れは、以下のようになります。
1. 希望の幼稚園を探す
2. 見学に行く
3. 説明会に参加する
4. 申し込む
5. 面接を受ける
6. 合否の通知(発表・抽選など)
7. プレ保育入園

幼稚園によっては電話で申し込むところや、先着順で入園できるところもあるため、幼稚園や自治体のホームページで確認しておきましょう。
プレ保育は全ての幼稚園が実施しているわけではありません。また、申し込み方法も様々です。以下では、プレ保育を行っている園の探し方や申し込み方法を紹介します。
まず、希望の幼稚園でプレ保育が実施されているか確認する必要があります。自治体のホームページや幼稚園に問い合わせてみましょう。地域によって激戦区の場合もあるので、早めの情報収集がおすすめです。

掲載時期はプレ保育実施前年の12月~3月頃が多いです。
申し込み方法は、直接並んで申し込みをするケースや電話での申し込みなど、幼稚園によって異なります。電話での申し込みは人気があり、間に合わない場合もありますが、幼稚園によってキャンセル待ちを行っているところも多くあるので、事前に希望の幼稚園に確認しておきましょう。
幼稚園ではプレ保育とは別に園庭や園舎の開放日を設けているところも多くあります。事前申し込みも不要で参加できる園が多いので、参加してみましょう。また、希望の幼稚園でプレ保育が実施されていない場合、割り切って違う幼稚園のプレ保育に参加してみる方法も良いでしょう。

参加することで、その幼稚園の魅力に気付ける可能性もあります。
気になるプレ保育の受け付け時期ですが、年末年始あたりになることが多いです。詳しく見ていきましょう。
ほとんどの幼稚園では、入園は4月からとなるため、プレ保育の受け付けや説明会開催は12月~1月頃行われることが多いです。また、人数が定員になり次第締め切る園や、抽選で行う園もあります。

激戦区や地域に幼稚園が少ないところでは、ひとつの園に申し込みが集中する可能性もあるため、早めの時期から情報をリサーチ・確認して、万全な態勢で申し込めるようにしておきましょう。
プレ保育の面接にはどのような服装が好ましいのか、どのような質問をされるのか、疑問も多いのではないでしょうか。以下では、好ましい服装や質問の例、面接で気を付けるべきポイントを紹介します。
面接がない幼稚園もありますが、説明会などはきちんとした服装で行くのが無難です。大人はワンピースや、ブラウスにスカートをあわせる、シャツにパンツスタイルなどが良いでしょう。メイクやアクセサリーは派手すぎず、清潔感ある雰囲気にすると好印象です。

子どもは普段着でも良いですが、いつもより少しよそ行きの服を選ぶと良いでしょう。
面接で質問されることは様々ですが、よくある質問は次の通りです。
・この幼稚園を選んだ理由
・子どもの好きな遊び
・子どもの長所・短所
・トイレトレーニングの進み具合
・アレルギーや持病の有無など

子どもも自分の名前を聞かれたり、年を聞かれたりと、簡単な質問をされるケースもあります。
面接では、服装や家庭状況だけでなく、子ども・親の様子も見られます。子どもに対しては、きちんと話を聞いているか、身の回りのことが自分でできるかなど、親に対しては、子どもへの関わり方や話し方、園に協力的かなどといった点も見られています。

面接と聞くと緊張しますが、入園を前提とした面接になるので、自己紹介がしっかりできるようにしましょう。また、のちにクラス決めの参考にもなるので、子どもの発達(トイレの進み具合や言葉の遅れなど)は偽らずに、ありのままの姿を伝えることが重要です。
プレ保育を掛け持ちできないかと考える人もいることでしょう。以下では、プレ保育の掛け持ちについて紹介します。
プレ保育は掛け持ちできます。ただし、園によっては禁止している場合もあるので、迷った時は相談するようにしましょう。現状は、掛け持ちしようと思えばできるが、あえてしない人、が多数です。下記では、掛け持ちしない理由を紹介していきます。
弟や妹が生まれたばかりの際は、連れて回るのが大変です。掛け持ちしたいけど、やめておこうかなと園を1つに絞るケースも少なくありません。また、上の子と同じ園がよかったから、あえて違う園に行こうと思わなかったという声もあります。
プレ保育で通った幼稚園でお友達ができ、子どもが楽しそうだからといった理由や、雰囲気がよかったからといった声もあがっています。通ったプレ保育の園に満足すると、わざわざ掛け持ちする必要もなくなります。
プレ保育を実施している園の中には、会費が10,000円を超える園もあります。会費無料の園ならともかく、会費のあるプレ保育の掛け持ちは、会費以外の出費も考えると金銭的にきつく、断念する人もいます。掛け持ちは無理のない範囲で検討しましょう。
幼稚園のプレ保育について解説しました。
・プレ保育とは、幼稚園を実際に体験する場であり、おもに2歳児から入園できる。
・プレ保育は全ての幼稚園が実施しているわけではないため、事前に確認が必要。
・費用は入会金・月会費があるが、無料の園から10,000円を超える園まで大きな差がある。
・プレ保育の回数・時間は園によって様々。
・申し込み方法や受け付け時期は自治体のホームページや掲示板などで確認する。

プレ保育の利用にはメリットがたくさんあるので、希望の幼稚園がある際は、早めに確認をしておきましょう。

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