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土日祝に保育園は利用できる？保育園以外の子どもの預け先についても紹介

2021.03.03

急用や仕事で土日に子どもを保育園に預けることができるのか、疑問に思っている保護者もいるでしょう。

この記事では、土日の勤務がある仕事を始めようと考えているママ向けに、土日に子どもを保育園に預けられるのかを解説します。さらに、土曜保育や保育園以外の預け先についても紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

平日以外でも保育園は子どもを預かってくれるのでしょうか。ここでは、土日でも保育園で子どもを預かってもらえるのかを解説します。

認可保育園か認可外保育園かによって違いがあります。一般的に保育園では月曜日から金曜日までの平日に通常保育を行い、日曜日・祝日は休園日です。認可外保育園では休園日の規定がないので、平日に休園日を設定している園もあります。

一方で、土曜日は保育園のある地域のニーズに合わせて保育を行っているケースもあります。土曜日に保育園を利用する場合は、事前に保育園に申請して利用できるケースがほとんどです。

日曜日・祝日に関しては、認可保育園の運営が全て補助金によるものであることから週7回開園することが運営上難しいです。

例えば、子ども1人だけが登園する場合も、管理者、保育士2人、栄養士を最低限配置しなければなりません。仮に休日保育を行ったとしても、園によっては利用人数が2〜3人のケースもあります。ある程度の需要がないと保育園としても運営が厳しくなってしまうため、日曜日や祝日は休園としている園が多いようです。

では、休日に子どもを預ける場合、どのような形で預けることができるのでしょうか。以下で休日に行われている保育の利用について解説します。

保育園によって土曜保育を実施している場合があります。土曜保育を実施しているならば、子どもが在籍している保育園の土曜保育を利用するのが適切でしょう。利用時には事前申請が必要であったり、平日保育と保育内容が異なる場合があったりします。詳細については、あらかじめ園に確認しておく方が望ましいです。

普段保育園を利用していない家庭でも、一時的に子どもを預けることのできる「一時保育」を実施している園もあります。一時保育は、ほとんどの認可保育園では実施されています。ところが、認可保育園によっては土曜日が通常保育に組み込まれていることもあります。

また、事前に登録・予約が必要であったり、園によっては時間や利用日数の制限があったりします。一方で、認可外保育園は認可保育園のような制限は少なく、融通が利くことが多いようです。

土曜保育は、保育園が園の地域のニーズに合わせて行っています。通常保育とは異なり利用者がいない場合は実施していないことが多く、多くの園の場合、土曜保育を実施する場合は事前に申請する必要があります。

また、通常保育と異なり利用人数が限られることから、保育園によっては0歳児〜2歳児で1クラス、3歳児〜5歳児で1クラスなどの編成であったり、利用人数次第では全年齢1クラス編成であったり基本的には異年齢保育を実施していることが多いです。

保育園によっては午前中のみ実施していることもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

日曜・祝日は、休日保育や一時保育を利用します。子どもが通っている保育園によっては実施していない園もあるので、事前の確認が必要です。自治体ごとに休日保育などの預かりの可否やその条件・申込方法は異なります。

万が一、通っている園が休日保育を実施していないケースでも、同一地域内の別の保育園で休日保育を実施している場合は、そちらに子どもを預けられることもあります。

休日保育とは、国が実施している「地域子ども・子育て支援事業」の一環で、自治体が指定した保育園が日曜日・祝日に在園児以外の子どもを受け入れて保育をする事業です。利用できるケースとして、両親の仕事や病気が理由である場合があげられます。

定期的に申し込む場合は、利用日1カ月前ごろまでに申請することが必要ですが、急な理由で利用する場合は定員に空きがあるかの確認が必要になります。預かることのできる子どもの対象年齢も、自治体によって異なります。

一時保育は、毎週、保育園に預ける必要はないが急用のときに子どもを預かってほしい家庭が利用されることが多いです。認可保育園では、園によって一時保育を実施していないケースもあります。それに対し、認可外保育園では持ち回りで実施していることが多いです。自治体や園によって受け入れ条件が異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

ここでは、保育園を利用できない場合の預け先を解説します。保育園が利用できたとしても、他の選択肢を持っておくことは大切です。ぜひ、参考にしてください。

実家や親戚の家が近くにある場合は、祖父母や親戚に頼るのも一つです。子どもにとっては慣れ親しんだ環境のため、安心して過ごせるでしょう。遠方に両親がいる場合は、別の選択肢を考える必要があります。

また、ママ友に預けることは、トラブルの引き金になりかねないのでおすすめしません。あらかじめルールがある関係性の場合は良いですが、そうでない場合はこちらからは頼みません。万が一預けることになったとしても、食事の用意や定期的にメールをしたりと任せっきりにしたりしない姿勢を伝えてあげましょう。

子ども・子育て支援事業の一環として、地域の子育ての支援を目的としているファミリーサポートも選択肢の一つです。

利用するには、ファミリーサポートセンターに事前に申請・書類の提出が必要です。その後、センターが利用日にサポートしてくれる方を探してくれます。事前にサポートしてくれる方を決めるという性質上、急な利用は難しいです。

ベビーシッターは、サービス内容に家事代行が含まれていたり、利用時間が柔軟であったりそのときの事情に合わせた利用が可能です。個人で開業していたり、企業が経営していたり、その背景はさまざまです。ベビーシッターには保育士のような資格は必要ないので、無資格者であることもあります。利用料としては１時間3,000円以上と、コストはファミリーサポートよりも高くなります。

では、土曜保育を実際に利用するときには何に気を付けるべきでしょうか。ここでは、土曜保育や一時保育を利用するときの注意点に関して、以下で解説します。

土曜保育や一時保育は基本的に申請して利用することになります。従って、申請方法や申請時期などを事前に情報収集しておくことが大切です。

特に申請方法や利用条件、利用料金などは自治体や保育園ごとに異なります。また、通っている保育園に土曜保育・一時保育がない場合に備えて、地域の保育園の預かり状況も調べておくと良いでしょう。

土曜保育をスムーズに利用する上でも、日頃から園との信頼関係を築いておくことが大切です。事前に土曜日に保育園を利用する予定がある場合は、その旨を保育園に事前に伝えておきましょう。

土曜保育は保育内容が異なるとともに、保育園に来る友だちや担当の保育士が平日と異なります。子どもにとっては普段と違う生活となるため、ストレスとなります。子どもには事前に、なぜ土曜日に保育園に行くのか教えてあげましょう。お迎えのときには１日をどのように過ごしたのかを尋ねてあげてください。

また、普段と保育が異なるため、持ちものについても確認が必要です。

土曜保育・一時保育について、この記事では以下の事項についてお話ししました。

・土曜保育・一時保育は基本的には事前申請が必要である
・通常保育と保育内容が異なる場合もある
・保育園で土曜保育・一時保育が利用できなくても、ファミリーサポートなども利用できる
・土曜保育・一時保育を利用する場合は、保育園や子どもと密にコミュニケーションを取る

土曜保育・一時保育は通常保育と異なることから、保育内容や申請方法が異なります。また、子どもにとっても保護者と過ごす時間が少なくなってしまうのも事実です。本当に急な事情や仕事のときに利用するようにしましょう。1週間、保護者よりも保育士と過ごした時間の方が長い、といったことにならないようバランスを取ります。

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