保育園

保育園の「名前つけ」6つの方法とアイテム別のおすすめの場所を紹介

2021.03.17
保育園の入園準備で「全て」の持ち物に名前をつけるようにいわれますが、実際のところ何にどのように「名前」をつけたら良いか分からない。こうした声はよく聞かれます。この記事では、名前をつける具体的な方法や名前をつけなければならない用具、名前をつけるべき適切な場所について解説します。

ぜひ、参考にしてみてください。
「名前つけ」は保育園に入園する上で、非常に大事な作業の一つです。子どもたちはまだ完璧に整理整頓することが難しく、更衣や歯磨きなどの際に違う子のものを持って帰ってしまったケースは多いでしょう。このような「持ち物トラブル」を避けるためにも、保育士や保護者にも分かりやすい名前つけが必要です。
名前をつける上で、適切な方法とは何でしょうか。具体的な6つの方法を紹介します。
油性ペンは基本的にどの用具でも簡単に名前つけができることから、多くの保護者が使っています。子どもたちは、用具を決して丁寧に扱うわけでもないため、名前の部分がこすれてしまったり、にじんでしまったりすることはよくあります。専用の「お名前ペン」や「ネームペン」を使うとにじみを防げるでしょう。
ネームスタンプは、ほとんどの素材に押印でき、押すだけで名前の記入ができる手軽さがあります。最近では、布地にも押印ができるものが出ています。オーダーで作成できたり、1文字ずつ組み合わせて使うものもありますが、オーダーの際に初期コストがかかったり、曲面での押印には向いていないといった側面も見られます。
おむつの記名にはおむつスタンプが最適です。毎日消費するおむつの手書きでの記名は負担となってしまいます。手間が省ける観点から使用している方も多いのではないでしょうか。おむつスタンプにはおむつ専用に特化したスタンプもあり、おすすめです。
フロッキーはアイロンで貼るタイプのシールの一つです。文字が立体的に浮かんでかわいく仕上がるのが特徴です。伸縮性のある布地に使用されていることが多く、靴下などにも簡単に名前つけができます。柄物の洋服などでも鮮明に名前がつけられます。使用しているものによって耐久性が異なったり、文字がかけて名前が分からなくなってしまったりすることもあります。
名前シールは、その名の通り名前が書かれたシールです。他の名前つけの方法に比べてコストがかからず、小さなスペースや曲面といったさまざまなシチュエーションに対応できます。シールによっては用途が限られるものや洗濯、食器洗いの回数を重ねることで剥がれてしまうリスクはあるものの、最近はアイロンタイプや防水仕様のものも販売されています。
ネームタグは、服のタグや手提げ袋につけられるアイテムです。最近ではスナップボタンタイプのものもあり、ハンカチやタオルにも使用できるようになりました。服やハンカチを傷つけずに名前つけができて、取り外しも簡単です。他の持ち物にリユースできる一方、外れやすい側面もあるので、誤飲が心配な場合は使用を避けましょう。
ワッペンは、ワッペンごとにキャラクターなどがあしらわれており、名前や違いがはっきりしていて分かりやすいアイテムです。シールなどに比べてコストがかかる場合があります。洗濯などで剥がれることもあるので、剥がれ対策としてまつり縫いをしておくと安心です。
名前つけの方法が分かっても、どこに名前つけをしたら分かりやすいのでしょうか。以下では名前つけを行う場所について解説します。なお、保育園よって名前つけの場所に指定がある場合があります。その場合は、保育園の指示にしたがって名前つけを行うようにしましょう。
洋服は全てに名前つけを行います。子ども用の洋服には「お名前欄」があることがほとんどですので、そちらに名前つけをしましょう。「お名前欄」がない場合は、洗濯表示のタグに名前ペンなどで記名します。兄弟がいてお下がりでの使用を考えている場合や、使用後にフリーマケットなどに出品することを考えている場合は、タグに記名せずシールなどで名前つけをするのが望ましいでしょう。
靴下の名前つけは、足の裏の土踏まずの部分にすることがおすすめです、土踏まずの部分は基本的にこすれることが少ないでしょう。一方で、つま先やかかとはこすれてしまうので名前つけには向いていません。また、靴下の履き口の裏側は、保育士としては一番名前が見やすい部分なので名前つけには向いています。
タオル・ハンカチは落とし物となりやすいため、注意が必要です。そのため、洗濯表示タグに名前つけをします。また、複数回の洗濯にも耐えうる素材のシールを活用すると、劣化による名前つけの手間を省けます。洗濯表示タグに名前記入欄は、名前ペンなどで記名すると良いでしょう。
コップや歯ブラシは手で握ったり、洗うことが多いため名前ペンなどでは消えてしまったりする可能性があります。従って、名前シールなどを活用します。防水仕様であるとなお良いでしょう。コップは側面に大きく、歯ブラシは柄の部分に名前つけを行います。
お昼寝用の布団の名前つけは、布団カバーに別布を縫いつけてその布に名前を書くケースが多いでしょう。また、布団カバーのみならず、布団カバー・掛け布団・持ち帰り用の袋にもそれぞれ名前つけをします。布団セット一式で同じ名前つけの方法・位置にしておくと、見分けがつけやすいのでおすすめです。
おむつの名前つけは、おしり側のイラストの下部に名前つけをしている方が多いでしょう。名前つけの場所を指定している園もあるので、注意が必要です。一枚一枚、名前つけをする必要があるので、ネームスタンプやおむつスタンプの活用がおすすめです。
上履き・外履きの名前つけの位置としては、それぞれ異なります。上履きは前後に2カ所名前つけをするとより分かりやすいです。前はつま先やゴム部分に、後ろはかかと部分に記名すると良いでしょう。靴底部分に記名されているケースもありますが、こすれてしまい名前が消えてしまう可能性があるので、極力避けます。

外履きは、中敷きに大きな文字で記名するか、かかとの白い部分に記名をするケースが多いでしょう。靴のタンの裏側に洗濯表示がある場合は、そちらを活用します。
基本的に帽子は園の指定のものを使うことになるため、帽子に記名欄があることが多く、そちらに記名することが多いでしょう。兄弟が同じ園に入園し、お下がりとして使うことを考えている場合は、名前シールなどを活用して名前つけを行います。
文房具は、特に創作活動の際に他の子どものものと混同してしまうケースが多いでしょう。特に鉛筆やクレヨンは一本一本に記名をしておきます。名前ペンで記名すると、使っていくうちにこすれて消えてしまう可能性があるので、名前シールなどで名前つけを行います。
保育園によっては指定のかばんを使っている園もあり、その場合は名前つけをする部分も指定している場合があります。基本的には個人で用意したかばんを使いますが、記名欄があるかばんに関しては、記名欄に名前つけをします。

名前のキーホルダーをつけるケースもありますが、キーホルダーの使用は保育園によって禁止している園もあるので、確認が必要です。
今回は、保育園で使うものの「名前つけ」に関して、以下のポイントを中心にお話してきました。

・「持ち物トラブル」を避ける上でも名前つけは必要。
・毎日使うものや消費するものにはスタンプで名前つけをすると、時間の短縮ができる。
・名前つけをする際は、名前つけをする用具の素材に注意する。
・名前つけの方法、位置が保育園で指定されている場合もあるので、保育園に確認をする。

名前つけにあたっては、保育士も子どもも見やすい方法で行うと良いでしょう。乳児クラスのうちは誤飲に注意しつつ最適な方法を選択しましょう。幼児クラスになると自分で片づけもするようになるので、子どもが見やすい名前つけを意識することも必要になります。

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