保育園

保育園の役員の仕事とは?役員になる5つのメリット・デメリットを解説

2021.05.05
子どもが保育園に通い始めると、パパ・ママは役員のことで頭を悩ませることがあるのではないでしょうか。役員になってしまったら、実際にどのような仕事をするのか分からないパパ・ママも多いでしょう。

この記事では、役員になってしまったらと心配するパパ・ママに向けて保育園での役員の仕事・メリットを解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
保育園の役員のあり方は、保育園によって異なります。幼稚園では役員の活動が活発な場合もありますが、保育園には役員制度自体がないケースもあります。以下で、保育園での役員の人数や決め方について詳しく解説します。
保育園の役員の人数は、活動内容や保育園の規模で異なりますが、たいていの保育園が各クラス2人くらいでしょう。

また、保育園の役員制度では役員を取り仕切る会長職が置かれることが多く、ほとんどの場合は、年長クラスの役員から1人が選ばれます。
多くの保育園が年度初めの保護者会や懇親会で、じゃんけんまたはくじ引きで行います。中には立候補される方もいますが、事前に前年度の会長・副会長・他の保護者に相談しておくケースが多いでしょう。

前年度末に次の会長に関するアンケート調査を行うケースもあり、最も多くの票を集めた保護者に対し、保育士や前年度の会長から打診されることもあるようです。
子どもの年齢によって、役員の役割や負担の度合いが異なります。特に年長時には役職に付きやすいことに加えて、卒園式など年長クラス独自の行事を担当するなど、負担が大きいでしょう。その分、やりがいを感じられることが良いところです。

一方、年少・年中時は負担も少ないことから、年長時の負担を避けるためにも早めに役員をしておこうとする保護者も多く見受けられます。
これまで、保育園の役員の人数・選定方法・クラスによる違いについてお話ししました。では、実際に役員の役割や仕事内容はどのようなものでしょうか。以下で解説します。
役員会は、基本的には年数回〜月1回ほど開催されるケースが多く、特にイベントの前後は役員会の開催が多いようです。日程は、たいていの保護者が参加しやすい平日の夜、または土曜日に行われる場合が多く、中には担当ごとに役員会を開くこともあります。
保育園の役員におけるお仕事の1つとして行事のサポートがあります。基本的にはイベントは保育士や園の職員の主導で行われるため、あくまで「サポート」としての役割に限定されます。運動会やお遊戯会の運営補助やバザーなどの準備・後片付けを行うことが多いようです。
年長クラスの役員になると、卒園式の準備を担当します。園児の記念品選び・手配、園や保育士に対する記念品選び・手配、卒園アルバム制作などを担当に振り分けて行うことが多いでしょう。

保育園は卒園式の役員活動には関与せず、役員主導で行うことが多く、最後に園に関わるお仕事ということでやりがいを感じている役員の方もいます。
では、保育園の役員を引き受けるメリットとはどのようなものなのか、以下で解説します。
保育園の役員になるメリットの1つ目は、保育園での子どもの様子が分かることです。場合によっては、通常保育が行われている時間帯に保育園で行事の準備をすることもあるでしょう。そのときに、普段の保育内容や子どもの様子を見ることができます。
保育園の役員になるメリットの2つ目は、保育士とのコミュニケーションの機会が増えることです。

普段の保育では、送迎時での子どもの様子のやり取りに終始することがほとんどです。実際に役員になると園の行事に関わることが増えるため、行事のリハーサルの様子を見られたり、普段できない話をする機会も増えるでしょう。
保育園の役員をすることで、保護者とのつながりができます。顔見知りのママさんも増え、横のつながりが増えることで気軽に情報交換ができたり、困ったときに助け合うことができます。

また、先輩ママと子育てに関する悩みの相談ができたり、保育園での子どもの様子をお互いに共有したりと、情報交換もスムーズに取ることができるのもメリットの1つです。
保育園の役員のメリットとして、行事を早めに確認できることもあげられます。

保育園の役員になると、場合によっては運動会やお遊戯会のリハーサルに携わることがあります。いち早く、子どもの行事での立ち位置・順番や行事の内容を知ることができ、本番の撮影に役立つこともあるようです。
保育園の役員になると、必然的に保育園と関わる機会が多くなります。子どもは、保育園に関わる親の積極的な姿勢をうれしく感じるようです。子どもにとっては、行事をがんばるモチベーションにつながることもあるようです。
メリットに対し、保育園の役員を引き受けてしまうことのデメリットがあるのも事実です。以下で具体的に解説します。
デメリットの1つ目は、時間のやりくりが大変なことです。保育園の役員になると、役員会や保育園の行事などで年数回の土曜日がつぶれてしまうこともあります。

また、保育園の行事によっては平日に行うものもあるので、有給休暇の活用が必要な場合もあります。
保育園の役員におけるデメリットの2つ目は、人前で話す機会があることです。人前で話すことに抵抗がない方はさほど問題を感じないでしょう。保育園の役員は特に会長職が、役員会や卒園式のあいさつなど、行事や会議ごとに発言する機会があります。

したがって、人前で話すことが苦手な方には苦痛といえるでしょう。
この記事では、以下のことについてお話ししました。

・保育園の役員は1クラス2人程度で、年度末ごとに交代して行う
・主な役割は、行事の運営補助・準備・役員会への出席
・保育園の役員として関わることで、普段の子どもの様子を観察でき、かつ保育士・保護者とのコミュニケーションが円滑になる
・子どもと関わる回数も増え、子どもとの関係性も良好になる。

保育園の役員になると、ときにはお休みを削って行事などに参加することもあるでしょう。一方で、保育園の活動に関わることで、普段の保育園での子どもの様子を感じることができ、子どもとの関係性を良くするきっかけにもなり得ます。

役員になったことの負担を感じるのではなく、子どもとともに行事を楽しむ姿勢で関わると、役員活動の良さが見いだせるのではないでしょうか。ぜひ、参考にしてみてください。

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