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保育園児が習い事をするメリット・注意点は?おすすめの習い事も紹介

2021.05.12
保育園児に習い事は必要なのでしょうか。ピアノ・英語・スイミングなど、習い事の種類も多く、何が良いのか分からなくなってしまいます。今回は、子どもの習い事をどうしようか悩んでいる方へ習い事をするメリットや注意点、おすすめの習い事などを解説します。参考にしてみてください。
保育園児の習い事については賛否両論の声があります。肯定的な意見には、「健康的になった」「友達が増えた」など「やってよかった」という声が多く聞かれます。一方で「まだ必要ない」という否定的な意見もあります。

送迎が難しいなどの理由で習い事を諦めているケースもあります。保育園に通わせている保護者は仕事が忙しいことが多いため、送迎は大きな壁の1つです。今回は送迎が難しい場合の解決策を含め、解説します。
実際に習い事をしている保育園児はどのように通っているのか、気になる方も多いでしょう。「始める時期」「通うタイミング」「習い事の数」など、習い事をしている保育園児のデータを元に解説します。
3~4歳から習い事を始める保育園児が多く見られます。ベネッセ教育総合研究所の「幼児の生活アンケート」によると高年齢(4歳0カ月〜6歳11カ月)の56.7%、低年齢(1歳6カ月〜3歳11カ月)の18.9%の子どもたちが習い事をしています。

この結果からも、4歳以上になると習い事をしている子どもが増えていることが分かります。

ベネッセ教育総合研究所の「幼児の生活アンケート」
平日・休日にかかわらず、それぞれの家庭の都合や考え方に合わせて通っています。「休日は家族でゆっくりしたい」と考える家庭が多いため、平日に習い事をする家庭がやや多い傾向です。
1つが一般的です。前述のベネッセ総合研究所「幼児の生活アンケート」結果では、習い事の費用の平均は6,777円程度です。この結果からも習い事の数は、1つと考えられます。
「まだ必要ない」という意見がある中で、保育園児が習い事をするメリットとは何でしょうか。さまざまな角度からメリットを紹介します。
小学校の授業についていけるか心配する保護者は多いでしょう。入学前に学習系の習い事をしておくと、授業にスムーズについていけます。習い事でできた友達が同じ小学校であれば、心理的にも安心です。

また、保育園と幼稚園は園によってカリキュラムが違うことをご存じでしょうか。習い事をしておけば、カリキュラムの違いによって生じる学力や体力などの差を補うことにつながります。
子どものときに活発に体を動かすことは大切です。成長した後の体力を養います。体力が付くことで風邪を引きにくくなるなど、丈夫な体の土台にもなります。

保護者にスポーツ経験があることも多く、運動系の習い事は人気です。小さい頃から楽しみながら運動する習慣を付けることで、健康的な習慣も獲得できます。
音楽や絵画に触れることは感性を養うことにつながります。習い事は普段の生活だけでは伸ばすことが難しい感性を育む機会です。

歌やダンス・製作などの取り組みは保育園でも行いますが、習い事では専門的な指導を必要とするバレエ・油絵などにも触れることができます。じっくりと指導を受けられることも魅力の1つです。
保育園以外の人とも関わりを持つことでコミュニケーション能力の向上が期待できます。習い事は先生や友達の親など、大人と関わる機会の1つです。あいさつの仕方・敬語などの言葉遣いも自然と身に付きます。

子どもの世界が広がり、保育園外の友達を作ることもできます。習い事での人間関係の構築を経験することで、社会性の向上につながります。
習い事を始めることは、子どもの生活にも、保護者の生活にも大きな影響を及ぼします。習い事を始めるにあたって、配慮すべきことも多いでしょう。押さえておくべき注意点を紹介します。
生活習慣の乱れは心身に影響を及ぼします。平日の遅い時間の習い事で生活リズムが乱れないように配慮しましょう。例えば、夕食の時間や入浴時間・就寝時間が遅くならないようにすることです。

保育園に通う子どもにとって、生活リズムが崩れることは大きな負担です。生活リズムの乱れは、翌日の気力・体力・集中力、さらには学力にも影響します。

一方で、休日に習い事に通う場合、親子ともに体を休める時間が短くなります。体力が十分でない子どもにとっては、休日の習い事は負担になる可能性があります。旅行など家族での外出も難しくなることを知っておきましょう。
両親ともに忙しい保育園児の習い事は、送迎できるかが一番のネックです。実は送迎の負担を軽減できる方法もありますので、以下で紹介します。
ベビーシッターやファミリーサポートを活用すれば、送迎のみに絞ったピンポイントでの依頼が可能です。保育園から習い事の教室までや、習い事の教室から自宅までといった送迎が可能です。

ファミリーサポートは、ベビーシッターと比べると安価に利用できます。事前に援助をしてくれる方と顔合わせをするなど準備が必要ですが、送迎を依頼することで少し教室が遠い習い事も検討できます。
数は少ないですが、送迎付きの習い事を探す方法もあります。送迎付きの民間の学童保育も検討しましょう。未就学児は送迎に対応していないこともあります。

ですが、就学すれば送迎付きでそのまま同じ学童保育に通えます。習い事で慣れ親しんだスクールへ就学後も通えることは、子どもにとっても保護者にとっても大きなメリットです。
保護者の仕事が休みの日であれば、送迎の負担も小さいでしょう。最近では、土日に通える習い事も増えています。反面、親子ともに体を休める時間が少なくなる可能性を考慮する必要があります。
保護者の終業後、保育園のお迎え後に通える習い事もあります。共働きが増えているため、夕方以降に通える習い事が増えています。

保育園を早退しなければならない場合、早退してまで通わせる意味があるかよく考えましょう。夕方以降に習い事をすることで、家庭でゆっくり休む時間が少なくなることにも配慮が必要です。
通信教育講座やオンラインなど、自宅でも習い事はできます。特に英会話など勉強系の習い事が豊富です。送迎の必要がなく、保護者の目の届く範囲で習い事をさせることができます。
忙しい保護者のニーズに応え、保育中に園内で習い事ができる園も増えています。リトミックや英会話・モンテッソーリ教育・国語・算数など保育園によってカリキュラムはさまざまです。保育時間中のため、安心して利用できます。
習い事にはスポーツ・語学・音楽・学習・アートなどさまざまなものがあります。そこで、習い事を分野別に紹介しましょう。子どもに合う習い事はどのようなものがあるのか、参考にしてみてください。
水泳・サッカー・空手・体操・新体操・バレエ・ダンスなどが人気です。スポーツ教室に通うことで運動する習慣を身に付けることができます。健康的で丈夫な身体のために身体を動かすことは重要です。チームプレイを経験することで協調性も育ちます。
特に英会話教室は、親・子ども両方から人気の習い事です。幼児の英会話教室では、ダンスや歌を取り入れるなど楽しく学べる工夫が施されています。小学校に入学すると英語の授業があるため、英語に親しみを持ってほしいと考える保護者も多いでしょう。
ピアノ・バイオリンは音楽系の習い事でも特に人気です。音感・リズム感が身に付きます。左右の手で違う動きをするため、器用さや集中力も向上します。コツコツと地道な練習が必要です。継続することで上達する成功体験にもつながります。
そろばん・幼児教育・プログラミング教室・絵画教室などがあります。子どもの興味と保護者の教育方針に合う習い事を選ぶと良いでしょう。保育園では取り扱われることが少ない分野に挑戦できます。専門的な指導を受けることも良い経験になります。
ポイントの1つ目は子どものやる気です。成長段階に合った習い事を選びましょう。2つ目は家庭の状況に合うかどうかです。習い事を選ぶ際に注意するポイントをさらに詳しく解説します。
両親が働いている場合は特に重要なポイントです。習い事の送迎は想像以上に負担が大きいものです。保育園や自宅での習い事も検討しましょう。

家からの近さだけでなく、教室の立地から選ぶ方法もあります。駅から近いショッピングモールの中にある教室もおすすめです。通いやすく、子どもが習い事をしている間の待ち時間も有効活用できます。
習い事を選ぶ際は、親子で見学や体験レッスンに行きましょう。実際に見学してみることで先生や教室の雰囲気を感じることができます。体験レッスンでは、自分の子どもがやる気を持って取り組めそうかも確認しましょう。
習い事の費用は、実にさまざまです。一見、高額であっても学童保育を兼ねていたり、送迎が付いていたりとメリットが大きい場合もあります。支払う費用が目的やサービスに合っているか確認しましょう。

月謝以外にも費用がかかる場合もあります。ユニフォームや練習用の楽器の購入・発表会の衣装準備などです。別途かかる費用も、習い事を始める前にあらかじめ確認しておきましょう。
最も大切なのは子ども自身が習い事を「やりたい!」と思えるかどうかです。保護者が「やってほしい」と願う気持ちも大切ですが、無理に通わせても上達しません。

やる気が見受けられないときは、別の習い事を検討するか、もう少し大きくなってから通わせるなど時期をうかがいましょう。
保育園児の習い事は、子どもにも保護者にも負担にならないことが大切です。無理のない範囲で習い事を検討しましょう。習い事の送迎を少しでも楽にするため、家や職場・習い事の近くの保育園を探してみてはいかがでしょうか。

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