ホイサク｜保育園の経営/開業コンサルティングに資格は必要？求められるスキルは？

保育園の開業コンサルティングをするにあたり、特に必要な資格はありません。しかしコンサルタントの仕事は保育園の開業や経営、運営のアドバイスやサポートのため、コンサルティングや営業についての知識や経験を保有する必要があります。
保育園の開業にも特に資格は必要ありません。そのため、全く知識がない人でも保育園を開園できます。つまり保育園開業のコンサルティングは、何の知識もなく保育園を開園しようと考えている人に対しアドバイスやサポートをする必要もあるわけです。
コンサルティングはもちろんですが、コミュニケーション能力に長けている人の方が向いているとも言えます。さらに営業経験がある人の方が、コンサルティング会社への就職には有利でしょう。
このように保育園のコンサルティングには資格は必要ありませんが、様々な知識や能力を要します。現在知識が乏しくても、勉強や経験で補う事は可能です。保育園のコンサルティングに興味がある場合は、コンサルティング会社に就職し実際の業務で経験を積むことも可能です。
今、知識がないからと諦めなくても大丈夫です。コンサルティング、保育園、経営、運営の知識を増やしていきましょう。

保育園のコンサルティングで、大きな仕事のひとつが開業コンサルです。開業コンサルとひとことで言っても、コンサル内容は多くの項目に分けられます。本記事で紹介するのは、ひとつの例です。コンサルティング会社によってサポートの内容は異なるため、全てのコンサルティング会社が以下のように業務を進めていくわけではありません。

保育園の開業コンサルティングの契約を結んだら、まずは事業計画書ならびに基本運営計画書を作成します。保育園の経営がうまくいくように戦略を練るのです。保育園を開園するために必要な経費を具体的に出し、損益計算書を作ります。そして、開園までの1年後までの事業計画書を作成します。
このように開業コンサルと言っても、開業させるまでのサポートが全てではありません。しっかりと経営、運営していけるように、綿密に事業計画書を考えるのです。

事業計画書を作りはじめるタイミングで、開園する保育園の運営方針、保育料金、保育時間、保育園のアピールポイントなどの基本的なコンセプトも決めていきます。この内容が、開園する保育園の運営がうまくいくかを左右するといっても過言ではありません。
そのため、コンサルを契約したオーナーとコンサルティング会社は、徹底的に話し合い、プランニングしていきます。オーナーは初めて保育園を開業する方や、すでに開業しているが新たに開業したいオーナーなど状況は様々です。開業に関する希望や課題はオーナーそれぞれで違いがあり、コンサルタントはプランニング作成の段階でオーナーから情報を引き出し、オーナー自身では気づいていない課題などを可視化する必要があります。そのためコンサルティング会社にはコミュニケーション能力に長けている人が必要になるのです。

事業計画書、基本的なコンセプトが出来上がったら、次は保育園を開園する場所を調査します。オーナーが保育園の開園を希望する地域で現在運営されている別の保育園の稼働状況を調査し、周辺の交通量・治安・公園の有無・不適切なお店の有無を調べていきます。
保育園は小さな子供を預かる施設のため、周辺の治安を調べることはとても大切です。不適切なお店がないか、戸外活動ができる公園が近くにあるかなど細かいポイントをチェックしていきます。園庭がない予定の保育園の場合、近くに公園があるかはとても重要なポイントです。
また自動車による事故が増えている為、コンサルタントには開業を検討している地域を実際に自分自身で歩いて、ガードレールは整備されているか、機のない交差点がないかなど、地域の状況を把握することも重要な仕事の一つです。

保育園開業のコンサルに際し、不動産の契約についてもサポートします。賃貸の条件などの交渉を行なう必要もあるため、不動産取引に関する知識や交渉力も求められるでしょう。
保育園に必要な給食業者、提携する小児科を探し契約者と繋げることも、コンサルティング会社の仕事のひとつです。さらには、保育園を開園するにあたり必要な申請を自治体にします。書類を作成するサポートをする必要もあります。
ここまで解説したようにコンサルタントの業務は多岐に渡り、激務と言えます。しかしオーナーに寄り添い保育園開業に向けてアドバイス、提案をすることにより新たな仕事獲得につながる事もあります。

保育園のコンサルティングは、保育園を開園したら終わりではありません。保育園の経営や運営のサポートをしていくことも仕事のひとつです。
開園コンサルと同時に経営コンサルを進めていく場合、有資格の保育士の確保もコンサルティング会社が行なうことが多いです。保育士の資格の有無だけでなく、保育士の経験、知識の豊富さ、長く続けていけるかどうかを見抜くことも必要になります。
担当している保育園のニーズにあった保育士を選ぶ必要もあるため、見極める力も必要でしょう。また、保育士の確保だけでなく、確保した保育士の研修をしていくコンサルティング会社も多いです。
保育士の研修をするだけでなく、契約者である経営者の研修をすることもあります。保育園の経営の知識が全くない方が保育園を開園することもあり得ます。そういった場合は、経営や運営の知識を教えることもあるのです。
そして、なによりそのコンサルティング会社が持つ、保育園の経営や運営に関するノウハウを契約者に伝えことが重要です。開園する保育園が、開園して終わりではなく、その後うまく運営していけるようにサポートしていく必要があります。
また、開園からサポートしてきた保育園だけでなく、既存の保育園から経営や運営の相談が入ることも多くあります。既存の保育園が今どのような経営状況なのか、総合的に診断し、サポート方法を検討します。
その他にも、既存の保育園を認可保育園にする支援を行なっているコンサルティング会社もあります。このように、会社によって内容は少し変わっていきますが、それぞれの会社に得意分野があるため、自分の力を活かせる会社を見つけることも大切かもしれませんね。

ここまで解説したように、保育園のコンサルティングの内容は多岐にわたります。そのため、保育園のコンサルティングの知識だけではオーナーの要望に応えることはむずかしいでしょう。営業力や交渉力、コミュニケーション能力も必要となります。さらにより成長していけるように、様々な知識を学ぶ力も必要でしょう。
他のコンサルティングと必要なスキルは変わりませんが、なにより保育園の経営がうまくいってほしいという気持ちと、待機児童を減らしたいという強い思いを持つことも大切です。

ここからは、保育園のコンサルティング会社をご紹介します。まだまだ競合が少ない世界ではありますが、多くのコンサルティング会社が活躍しています。会社によりコンサルティング内容が変わるため、業務内容の違いはでてくるはずです。
しかし保育園の経営を成功させたい、待機児童を減らしていきたいという思いで業務を行ってくれる会社は多いでしょう。どのようなコンサルティング会社があるのか、自分の力が活かせそうな会社があるのかチェックしてみてください。

企業主導型保育事業に特化したコンサルティングといえばAnimo株式会社です。
企業負担の最小化、施設運営のフルサポート、高品質な保育の提供が特徴となっており、企業主導型保育事業で求められることを全てコンサルティングしてくれます。
全国対応が可能なので、企業主導型保育事業を始めたいと思っている企業、既に企業主導型保育事業を始めているけれど困っていることがある企業の担当者などから、厚い信頼を得ているコンサルティング会社です。

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県で開園する保育園のコンサルティングに対応しているのが、株式会社I-PLANです。
認可保育園の他、現在増えつつある小規模保育園や企業主導型保育事業のコンサルティングを行なっています。ちなみに、企業主導型保育事業に関しては全国対応してもらえるため、1都3県でなくても利用することが可能です。
株式会社I-PLANはなにより圧倒的な実績がある分、この会社ならではのノウハウを持っています。

自社でも保育園を開園させ、そして運営している株式会社みんなの保育園。そのため、様々なノウハウを持っています。不動産探しや内装工事も依頼する事が可能で、事業計画書の作成から内装まで一括で請け負う会社でもあり、経営者にとって頼れる存在であることでしょう。
開園をコンサルティングするだけでなく、その後の運営もサポートしている会社でもあります。さらに、既存している保育園を認可に移行するための支援も行なっているため、保育園のコンサルティングに関して幅広く対応している魅力も持ち合わせています。

株式会社セリオは、認可保育園を16園、小規模保育園を9園、企業主導型保育事業を3園運営している会社です。これだけの実績を持つ会社のため、多くの経営者が株式会社セリオに興味を持つのではないでしょうか。
また、株式会社セリオは地域に密着型のコンサルティング会社でもあるため、その地域特有の事情を把握しているという意味では安心して依頼する事が可能です。
保育園だからこそのノウハウが必要な不動産探しから市場調査、物件を選ぶところまで完全にサポートしています。さらに、保育士の採用まで対応している点からも、経営者にとって安心して利用できるコンサルティング会社のひとつでしょう。

株式会社ワイズウィングは質の高い保育、サービスの良さに注目してコンサルティングを行なう会社です。保育園を開園するだけに留まらず経営戦略、組織力向上、保育サービスの向上、施設の宣伝など様々な部分でサンポートしている点も魅力です。
そのため、多くの経営者が長い付き合いをしたいと思ってくれるコンサルティング会社でもあるでしょう。さらに保育園の設備のことや保育士の採用や研修、運営マネジメントについても対応しています。
もちろん一部分だけの相談にも対応しています。業務は多岐に渡りますが、自分自身の強みを生かせる業務を見つけやすいコンサルティング会社です。

株式会社キャリアリンクは、地域型保育事業開設サポートを行なっているコンサルティング会社です。保育園を開園するために必要な連携施設の依頼や保育園に必要な備品リストアップなどもサポートしています。
また保育スタッフの研修、さらには開園前のテストラン企画、実施まで行なっています。これだけ充実したサポートをしている会社のため、開園するまで、そして開園してからも不安がつきものの経営者の不安や課題を先回りして解決に導くことができる会社です。
また、施設内外の安全を最終的にチェックする点も喜ばれている業務のひとつです。

株式会社プライムツーワンは東京と北海道に多くの保育園を開園、運営している会社です。自社でも保育園を運営しているため成功事例も多く持ち、魅力的なノウハウもほゆうしています。しっかりと経営者、保育園をマネージメントする力を持っている会社と言えるでしょう。
大規模保育園だけでなく、小規模保育園のコンサルティングにも対応しています。また、補助金・助成金の相談や各種申請の代行も請け負う会社でもあります。

株式会社アピカルは、直営の保育園をいくつも持っている会社です。福岡に本社を構えており関西・東京・熊本に支店がある大きなコンサルティング会社でもあります。新しく保育園を開園するにあたってのレイアウト備品の提案から、施工業者との打合せ、保育士の募集と教育まで行なっている会社のため業務は多岐に渡ります。
月間そして年間の運営のサポートもしているため、契約者と長くお付き合いをしている会社でもあります。運営開園準備の相談、開園前の準備に関する提案、保育園を開園する際に利用できる助成金の相談は無料で対応します。

株式会社スクルドアンドカンパニーは、直営認可保育園を全国に40か所以上運営している実績がある会社です。そこで得られた知見を活かし、保育園の運営をサポートしていくのです。これほどの実績があるからこそ、トップクラスのコンサルティングが売りでもあります。
不動産の契約、各種申請書類のサポート、保育園の内装レイアウトの提案までサポートしているうえ、経営者が受ける研修が充実している会社でもあります。さらに、オープニングキャンペーンを実施している点も魅力的で幅広いサポートに対応している会社です。

保育園の経営、そして開業コンサルティングに資格が必要なのか、さらには求められるスキルについて解説しました。また必要なスキルを知るために開業コンサル、経営コンサルに分けて、業務内容についてもご紹介しました。
資格こそ必要ではありませんが、業務内容は幅広いため様々な知識が必要です。人との付き合いを大切にする必要があるため、コミュニケーション能力も大切です。保育園のコンサルティングに興味がある場合、ぜひコンサルティングだけでなく、コミュニケーション、営業、学んでいく姿勢なども向上させていってください。

すべてのカテゴリ

ニュース

保育園

保育園の経営/開業コンサルティングに資格は必要？求められるスキルは？