保育園

保育園の入園前面談とは?聞かれること・持ち物や服装まで詳しく紹介

2021.06.16
保育園へ入園するには、入園前面談があります。一般的に入園前面談は入園審査の一環として行われる場合と、入園がすでに決まっている場合のどちらかの実施です。

この記事では、入園前面談の概要・時期・服装や持ち物に加え、入園前面談で聞かれることを解説します。保育園に子どもを預ける予定があり、入園前面談について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
保育園の入園前面談は保護者と保育士の顔合わせと、子どもの情報共有を兼ねる場として設けられています。入園後、子どもはパパ・ママと離れて過ごすことになります。安心して保育園で過ごせるように、子どもの普段の生活の様子や個性を保育園に伝えます。
入園前面談の形式は地域や保育園によって異なります。入園前面談を実施する時期は入園審査を兼ねて行う場合と、入園が内定している段階で行う場合で異なります。

この記事では、入園が内定している段階で行う場合をお話しします。なお面談形式は、個別面談か集団面談のどちらかです。
基本的に面談前には説明会があります。個別面談の前には、全体説明会や年齢別の集団説明会などが開かれます。個別面談前の説明会の有無は園によって異なるので注意が必要です。また、説明会ではパンフレットや資料をもらうこともできます。
入園・面談までにはさまざまな手続きがあります。まず必要になるのは入園申し込み書類の記入・自治体への提出です。自治体は集まった入園申し込み書類などを元に、入園審査を実施します。その後、内定通知を受けたタイミングで入園前面談をします。
入園前面談の時期はお住まいの地域や保育園によって異なりますが、一般的には内定通知後の半月から1カ月以内に行われます。4月入園の場合では内定通知が1月下旬に届き、入園前面談は2月中旬から3月上旬に実施されます。
入園前面談の服装に特に決まった規定はないため、普段着でも問題はありません。Tシャツやスニーカーなどカジュアルすぎる格好は、避けた方が無難です。清潔感のある落ち着いた服装であれば大丈夫でしょう。具体的なドレスコードは保育園によっても異なります。

公立保育園の場合で大丈夫な服装でも、私立保育園ではそぐわない服装となってしまう場合もあるので注意が必要です。
入園前面談の持ち物は、保育園から事前に配布されている書類に加え、筆記用具と母子手帳が必須です。面談で話す内容を記載したメモや育児日記を持参すれば心配ありません。

園によってはスリッパの持参が必要な場合もあり持ち物は異なるので、園の指示を聞いて用意すると良いでしょう。
ここまでは、保育園の入園前面談の概要・開催時期・服装・持ち物について解説しました。入園前面談は子どもが保育園で安心して過ごせるようにするための情報共有というお話しもしましたが、実際に入園前面談で聞かれることとは何でしょうか。以下で解説します。
子どもの生活リズムや家での過ごし方は、入園前面談で必ず聞かれます。例えば睡眠状況や排せつの状況、食事の方法などです。睡眠に関しては、午睡の時間にどのように寄り添えば良いのかを判断する上で大切なことです。

また、排せつや食事の状況は、保育園の生活の中でトレーニングをすることもあるので、保育園に伝えます。
子どもが安心して保育園で過ごすためにも、性格や好きなことは保育士に伝えます。特に多い質問は好きな遊びについてです。パパ・ママ目線から感じる子どもの性格や発達過程なども保育士に正直に伝えます。また、嫌いな遊びや反応が薄くなる遊びも伝えることが必要です。
子どもの食事の状況は、安全面の観点から確実に伝えるようにします。0歳児・1歳児の確認事項は、離乳状況や授乳回数・食形態です。完全母乳で育てている場合は、哺乳瓶でのミルクの準備が必要なケースもあります。

一方で冷凍母乳に対応している保育園もあるため、ミルクに関しては確認すると良いでしょう。
トイレの状況に関しては、具体的には日中の排せつ回数・量やオムツ着用の有無とトイレトレーニングの進行状況を聞かれます。保育園によっては布オムツのみを使用する園もあるので、入園までに慣らしておくことが必要です。
アレルギーがある場合、保育園は除去という形で対応します。医師によるアレルギー除去食指示書の提出が必要なケースが多いので、あらかじめアレルギーが判明している場合はその場で伝えます。また、アレルギーの疑いがあるケースでも面談で伝えておくことは必要です。

保育園によっては検査を受けるよう、指示が出ます。
予防接種の状況は、入園前面談で必ず伝えます。母子手帳などを持参すると、スムーズに伝えることができるでしょう。予防接種やワクチンの種類によっては早期の受診をお願いされます。

一方で、予防接種の日に子どもが熱を出してしまった場合は、焦らず予定を立て直して受けるようにします。気になる点は、保育園に相談しておくと安心です。
ここまでは、入園前面談での子どもに関する質問事項について解説しました。入園前面談では子どものことのみならず、保護者との連携を取る上で必要な事項もやりとりをします。以下で解説します。
保育園までの送迎方法や自宅から保育園にかかる時間について質問されます。園によっては、車での送迎がNGである場合があり、説明もあります。

保育園は安全性の確保を最優先するため、送迎方法・時間に関して事細かに情報を求めてきます。
保護者の勤務時間・勤務場所も聞かれます。保育園では保護者の出勤前に登園し、勤務が終了した段階でお迎えに直行するルールがあります。

また、子どもが発熱などで早退する場合、保育園では保護者の通勤時間を考慮する必要があるため、保護者の勤務時間・勤務場所を質問します。

保護者以外の送迎を想定して家族構成を聞かれることもあります。
延長保育利用希望の有無は、よく聞かれる質問の一つです。保育園としては、延長保育希望者の状況に応じてシフトや職員配置を調整することとなるため、確認が必要にます。保育園によって、事前申し込みが必要だったり定員が設けられている場合ももあります。
緊急時の連絡先・対応方法は、保育園としては必ず聞いておきたい質問です。緊急時の連絡先は、主に災害発生時に速やかに対応ができる連絡先を伝えます。両親の携帯電話番号に加えて、勤務先の連絡先、ならびに両親以外の連絡先を伝えるのが適切です。

また、災害時の送迎・引き取り方法の確認も行います。
保育園の入園前面談・説明会で説明されることとして以下の点があげられます。

・保育園の保育方針
・毎日の持ち物
・行事の日程
・慣らし保育の期間や進め方
・保育園初日の案内

これ以外にも、必要書類の受け渡しや提出方法の説明もあります。スマートフォンのアプリを連絡帳の代わりに使っている園では、併せて説明があります。
面談は希望することや不安点を共有する場でもあります。実際に入園してからの子どもの様子や保育方針を参考に保育をすることになります。家庭の状況や保護者の希望を伝えることは、保育園が子どもを預かる上で必要なことですので、しっかり伝えるようにしましょう。
今回の記事では、以下のポイントについて解説しました。

・入園前面談の形式は保育園や地域によって異なる
・子どもの生活リズムやトイレの状況、アレルギーの有無を聞かれる
・保護者の通勤方法や送迎にかかる時間も聞かれる

入園が内定した後の入園前面談は、基本的に入園するにあたっての確認事項の共有がメインです。不安なことや共有しておきたい点については面談で確実に共有しておくことで、入園後のトラブル防止にもつながります。

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