保育園

保育園のパジャマはどんなものがよい?種類や選び方・注意点も紹介

2021.10.20
保育園が決まった喜びもつかの間、入園前に用意するものは多くあります。保育園によっては午睡のときに使用するパジャマが必要です。この記事では、保育園でパジャマに着替えるメリットや選び方、注意点を解説します。パジャマの準備や季節の衣替え・買い替え時に、ぜひ役立ててください。
毎日のお昼寝は子どもにとって、とても重要です。質の高い睡眠は子どもの体力や集中力を高めると言われています。

子どもが心地よく、十分な睡眠をとるために、パジャマの準備をしましょう。パジャマは寝るために適した衣服ですので、快適な睡眠の手助けになります。パジャマが必要かどうかは保育園によって異なりますので、入園前に確認しておきます。
パジャマに着替えると、なぜ快適に眠れるのでしょうか。子どもにとってパジャマに着替えるメリットを紹介します。パジャマを買うのがもったいないと思っている方は必見です。
パジャマは寝ている間に熱が体にこもらないよう、通気性のよい素材が使用されています。

寝ているときは、起きているときよりも新陳代謝が活発です。汗をかいた場合でもすぐに乾き、快適さが保てます。特に体温の高い子どもは熱が体にこもりやすいため、パジャマは子どもが心地よく眠るために最適な衣服です。
2〜3歳になると、自立に向けて自分で着替える練習を始めます。パジャマを着る習慣を付けることで、洋服からパジャマ、パジャマから洋服へと繰り返し着替えを行います。練習のよい機会となり、上達への近道です。

パジャマはゆったりとした着心地で着脱もしやすいでしょう。毎日同じパジャマであれば、着脱のコツもつかみやすく、子どもが「自分でできた」と達成感を感じられます。
スリープセレモニーをご存じですか?寝る前に同じルーティンを行うことで、気持ちを「寝るモード」へと切り替えることです。「パジャマに着替える」ことがスリープセレモニーの一部となり、気分が睡眠へと切り替わりやすくなります。

特に子どもは、いつものルーティンがあると安心し、情緒が安定します。自然と「寝るモード」に気持ちを変化させることが、上質な睡眠につながります。
体に熱がこもりやすい子どもは、特に寝汗をかきやすいです。寝ている子どもが寝返りを打つと、寝ていた場所に大量の寝汗が染み込んでいることがあります。

汗の染み込んだ洋服で午後も過ごすのは、清潔とは言えません。あせもなど、肌トラブルにもつながる可能性があります。汗をかいたら着替えて清潔にするという生活習慣を身に付けるためにも、パジャマの活用は有効です。
子ども用パジャマは、大きく分けて「ボタンあり」「ボタンなし」の2つの選択肢があります。それぞれのメリット、デメリットと、おすすめの年齢をあわせて解説します。
0〜1歳児クラスでは、ボタンのない、すっぽりとかぶるタイプのパジャマがおすすめです。着脱がしやすく、保育士が着替えさせやすいというメリットがあります。

まだ手先の発達が十分でない0〜1歳児にとっては、前開きのパジャマを羽織ることもやや難しい動きです。着脱することやボタンに興味を示し始めるまでは、かぶるタイプのパジャマを準備します。
2〜5歳児クラスで、ボタンの開け閉めを自分でしてみたい子どもには、前開きのボタンがあるタイプのパジャマがおすすめです。パジャマは毎日繰り返し着脱するので、ボタンの練習につながります。「自分でできた」と達成感を感じられ、自然と指先の発達を促します。

一方、2歳児クラスでも、低月齢の子やあまりボタンに興味を示していない子にとっては、ボタンがあるパジャマは負担です。子どもの発達を見て選びます。
保育園で使用するパジャマはどのようなものが適しているのでしょうか。素材や季節による衣替えなど、選び方のコツを解説します。保育園によっては細かくルールが決められており、指定のパジャマがある場合もありますので、購入前に確認します。
子ども用パジャマの素材は、必ず「吸水性の高いもの」「通気性のよいもの」を選びます。熱がこもりやすく、汗をかきやすい子どもが快適に眠るためには欠かせないポイントです。具体的には、綿素材のパジャマがおすすめです。

綿素材は吸水性が高く、通気性がよいのはもちろん、肌に優しい素材として知られています。伸縮性もあるため、寝返りを多く打つ子どもにとっても快適です。
体にぴったりとしたパジャマでは窮屈さを感じたり、寝返りの妨げになったりする可能性があります。ゆったりとした余裕のあるサイズを選びます。寝返りを打っても、着崩れしない程度のサイズが理想です。

また、ゆったりとしたパジャマは袖や裾が脱ぎやすく、一人で着替えやすいでしょう。
子どもが自分で着脱しやすいように、年齢や発達段階にあうパジャマを選びましょう。子ども用パジャマには「ボタンのないかぶるタイプ」と「ボタンがあるタイプ」があります。

子どもは、2歳くらいからボタンに興味を持ち始めます。0〜1歳児は「ボタンのないかぶるタイプ」、2〜5歳児はボタンの練習ができる「ボタンがあるタイプ」がおすすめです。
睡眠中の体温調節がしやすいように、パジャマも衣替えが必要です。保育園用パジャマも季節にあわせて、適切なパジャマを用意します。
春〜夏は、半袖・短パンのパジャマが一般的です。保育園によっては、エアコンがよく効いています。おなかの冷えが心配な場合は、薄手の腹巻き付きパジャマを選びます。

また、春先はまだ肌寒い日もあります。その日の気温に応じて着替えられるよう、長袖も準備しておくと安心です。素材は綿素材やガーゼ素材など吸水性・通気性のよいものを選びます。しっかりと汗を吸うことで、冷えやあせもの防止になります。
秋〜冬は、長袖・長ズボンのパジャマが一般的です。腹当て・腹巻き付きのズボンだとおなかが冷えにくいでしょう。

素材は少し厚手の綿素材が保温効果も高くおすすめです。特に寒い時期は裏起毛など温かいものも準備しておきます。寒いからといって、何枚も重ね着するのはリラックスできません。子どもの着脱も大変です。

また、保育園によって床暖房の有無やエアコンの効きが異なります。保育園の設備を確認し、生地の厚さ・素材を選ぶと安心です。
好きなキャラクター、好きなデザインが描かれたパジャマは、子どもの意欲を引き出します。特に2歳児以上は好みも出てくるので、子どもの意志も汲んであげましょう。お気に入りのパジャマに早く着替えたい気持ちから、自分から進んで着替えられることもあります。
家庭で夜に着る子ども用パジャマと違い、保育園に持参するパジャマにはちょっとした注意点があります。保育園のルールを確認した上で準備を進めます。
着替えるときに分かりやすいよう、ズボンの前側に目印を付けてあげます。子どもにとって、ズボンは特に前後が分かりにくいでしょう。

ワッペン・アップリケ・名前などを前側に付け目印にすることで、間違えずに履けます。間違えずに着られると「自分でできた」という自信につながります。素材によっては、アップリケやワッペンは取れやすいので、洗濯の際に毎回確認しておきましょう。
おもらししてしまった場合や大量の汗をかいた場合は、予備のパジャマが必要です。保育園によっては、夏場は毎日パジャマを持ち帰って洗濯する必要があります。季節ごとに衣替えもしますので、予備のパジャマは各季節に2セットは準備しておきます。
着替えた後のパジャマは汗を吸っているため、衛生面に配慮して袋に入れて持ち帰るのが一般的です。パジャマ袋の形状やサイズ・素材は、保育園の指定があれば従います。特に指定やルールがなければ、子どもが出し入れしやすいトートバッグや巾着を準備します。
パジャマは上下に分かれているため、名前付けもアイテムごとに行う必要があることに注意します。パジャマ袋にも忘れずに名前を付けてください。名前を付ける場所や方法を詳しく解説します。
基本的には、通常の洋服と同様に子どもや保育士が確認しやすい位置に名前を付けましょう。
具体的にはトップス・ボトムスともに、洗濯タグに名前を付ける方が多くいます。ボトムスはあえてウエストゴム前側の真ん中に付けると、着替えるときに前後の目印になります。
名前を付ける方法は、以下の3つがおもな方法です。

・油性ペン
最も手軽で簡単な方法です。コストも抑えられます。一度書くと消せないため、兄弟・姉妹で使いまわしたい場合には不向きです。

・お名前スタンプ
きれいな文字で名前付けができます。デメリットは、油性インクを使用しても文字が薄くなりやすいことです。

・お名前シール
シールを貼り付けるだけで、簡単に名前付けができます。かわいいイラストや字体などを選べるため、子どももうれしいアイテムです。素材によっては、はがれやすいこともあるので洗濯のときに確認するようにします。

保育園の持ち物の名前付けは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

「保育園の「名前付け」6つの方法とアイテム別のおすすめの場所を紹介」
パジャマは子どもの快適な眠りを助けます。子どもは想像以上に汗をかきますので、素材は綿など通気性がよく、着心地がよいものを選びましょう。季節や子どもの発達・好みにあったパジャマを数枚準備しておけば、洗い替えもできて清潔に使えます。

パジャマの持ち帰りは、夏の時期やトイレトレーニング中は毎日になることもあります。保育園の持ち物は多いため、保育園は自宅の近くがおすすめです。ホイサクなら、自宅の近くの保育園をサクッと検索できます。また、保育園近くの求人もあわせて検索できて便利です。
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