保育園

保育園は何歳から?入りやすい年齢と入園のスケジュールまで解説

2020.09.16
子どもを保育園に入園させたい。でも、何歳から入園できるのか、何歳からなら入りやすいのか、ご存じない方も多いかと思います。原則、保育園に入園できるのは0歳から5歳までの間となります。また、最近は「保活」が一般的となり、どうすればよいのか悩む方も多いでしょう。この記事では、保育園は何歳から入れるのか、何歳からが入りやすいのかなど、特に年齢に関するお悩みについて解説します。ぜひ「保活」の参考にしてください。
保育園では、基本的には0歳から小学校入学前までであれば、何歳からでも入園することは可能です。また、通常産後8週までは産後休暇の取得が法律により定められているため、生後2ヶ月経ってから預けることができるのが一般的です。

しかし、保育園によっては預けることのできる「月齢」を指定している保育園もあります。産後休暇明け生後57日目以降、生後3ヶ月目以降、生後6ヶ月目以降と設定も異なりますが、基本は、生後57日目以降を設定していることが多いです。
保育園に入ることのできる年齢は0歳からですが、何歳から保育園に預ける事が多いのでしょうか。また、幼稚園とはどのように異なるのでしょうか。
ここでは、保育園に預け始める時期と3歳以降のこどもの預け方について解説します。
表1をご覧いただくと、保育所等利用率が、0歳から1・2歳児では16.2%から48.1%まで増えています。3歳での利用率増加はわずかということからも1〜2歳で預ける人が多いことがわかります。

多くの親が1−2歳で預ける理由として、育児休暇が一年である企業が多いということがあげられます。また、以上の理由から、1歳児前後での入園審査が厳しくなっており、0歳から入園できる準備をされる方も一定数います。
一方で3歳から幼稚園に入ることも視野に入れるケースがあります。

例えば、小規模保育や事業所内保育といった「地域型保育」は原則0〜2歳児を対象としています。これは、まず0〜2歳の待機児童が多いことなどが理由として挙げられており、「3歳の壁」と言われるほど、3歳以降の保育園探しは難航している様子が多々見受けられます。

しかし、ここ最近では、幼稚園が「預かり保育」を展開しているケースや短時間認定でこども園への転入を行ったりするケースもあり、保育園以外の幼稚園やこども園が注目されることもあります。
大きな違いの一つ目は管轄している省庁が異なることです。保育園は厚生労働省が、幼稚園は文部科学省が管轄しており、求められている役割もそれぞれ異なります。

例えば、保育園は児童福祉施設の側面があり、生活習慣を身につけることや、友達との関係性の構築に力をいれています。対照的に幼稚園は教育施設との側面が強く、読み書き、四則演算等、勉強に力をいれているケースが多いです。

また一般的に保育園は「保育に欠けた事情」のある子どもが使う施設であり、審査が厳しい側面がある一方、幼稚園は決まった年齢になれば入園できます。

しかし、近年では、保育園でも勉強に力をいれていたり、幼稚園でも長時間の預かり保育を実施している園もあり、事前のリサーチは欠かさず行うことが大切です。
「3歳児神話」とは3歳までは母親が育てたほうが良いとする考え方です。しかし、この3歳児神話と母親の就労は関係ないことが判明しています。

3歳児神話はボウルビィの研究から唱えられていましたが、新しい研究ではこのような3歳児神話を推奨する結果は出ていません。

むしろ母親が働くことが一般的になった現在において注目されているのは「母親が働くことのメリット」です。共働きを実現することのメリットとして、収入の増加に加え、母親だけに関係性が偏る「母親依存」の状態も回避可能であることもあげられています。
母親が働くメリットは経済的なことだけではありません。

母親自身が自分らしく働いている姿を見せてあげることは、将来こんなふうになりたいなぁという「見本となる存在」として前向きな姿として子どもに映ります。またさらに母親が働くことで「女性が働くことが当たり前である価値観」を身につけることができます。

また、子どもが保育園に過ごすということは、たくさんの友達、保育士とかかわる時間が増えることになります。

様々な年齢の子どもたちや先生と関わることで、最近まで話さなかった言葉が会話の中に出てきたり、ルールや決まりごとを守って日々の生活を送ることができるようになったりと、自宅だけではできない経験を通して子どもが成長していく姿を間近で見ることができます。
エリアや保育園の規模、種類により定員等が異なるため一概に定義することは難しいですが、一般的に0〜2歳児、いわゆる乳児クラスといわれているところでは保育士配置基準の影響からか定員が少ない園が多いです。

特に、1歳児クラスの入園希望は育児休暇の影響からか多い傾向にあります。また、2月3月に生まれたお子さんの場合は月齢の低さから0歳児クラスでの編入は敬遠していることもあるようです。一方、幼児クラスは定員も乳児クラスに比べて多いことから比較的入りやすい園が多いです。
保育園を探すにあたり、認可、認可外ともに共通しているのはお住まいの地方自治体のHPや保育課等の窓口から情報を入手することです。

認可の場合は、お住まいの市区町村のHPや電話から、認可外の場合は、都道府県のHP等から情報を入手します。

情報収集を開始する時期は人それぞれですが、たいていは出産してから半年くらいで始める方が多いです。中には、妊娠中から情報収集を始める方もいます。出産してからでは情報収集や園見学に時間を割くことが難しい事も考えられるため、早めの情報収集が大切です。

また、認可の保育園に入れなかった場合のために、認可外の保育園もチェックします。認可外の保育園は妊娠中から入園の予約ができる所もあるので、「滑り止め」として確保しておくこともいいでしょう。
昨年度より、幼保無償化が施行され年齢により保育料のあり方が変わりました。しかし、年齢や条件によって受給される内容は異なります。ここでは、保育園の年齢による費用の違いを幼保無償化の対象年齢と受給条件から解説します。
幼保無償化は3歳〜5歳までの保育、幼児教育を無償化する制度で昨年の10月より施行されました。また、0歳から2歳までの子どもの保育料は、住民税非課税世帯を対象に無料とするケースもあります。

0歳〜2歳までの保育の無償化に関しては、所得制限や子どもは通っている保育所の形態により異なります。

保育園の費用については下記の記事で詳しく解説しています。
保育園入園にあたり、まずはお住まいの自治体に申請をする必要があります。しかし、保育園入園に向けては、「保育に欠けた事情」であるかを自治体で審査します。そのため、提出しなければいけない書類があります。ここでは、保育園に入園するにあたり必要な手続きを入園時期別に時系列でご紹介します。
・11月〜12月 入園申込書の受けとり・提出
申込書はお住まいの自治体の窓口にて直接受け取るか、自治体によってはHPよりダウンロードができる場合もあります。提出の際は、「就労証明書」の提出も忘れずに行います。自治体によっては提出方法が異なるので注意が必要です。

・1月 税金関連書類の提出
源泉徴収票や確定申告の控え等を提出します。これらの提出をもって保育料が決定します。

・2月 審査、選考
提出書類の内容確認等で電話が来ることもあります。場合によっては、選考会議が開かれます。

・2月末 入園内定
お住まいの自治体により、通知方法が異なるので注意が必要です。

・3月 健康診断
途中入園を考えている場合も基本的なスケジュールは4月入園と同様です。

正式入園は1日付での入園が原則です。締め切りは、利用希望月の前月15〜20日あたりで、自治体ごとに締め切り期日が異なります。

以下の手続きを行うこととなります。

・入園申込書、税金関連書類提出
・審査、選考会議
・健康診断

途中入園ということもあり、定員に限りがあることや、4月入園に比べ、スピーディーに手続きが進むため、事前にどのようなスケジュールで入園をするかを綿密に計画しておくことが大切です。
ここ最近は、保育園入園の申込みが増えつつあります。保育園入園に向けては子育てしながら見学、手続きをしなければならず、とても大変であるかと思います。

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