保育園

保育園の登園時間は何時から?基本的なタイムスケジュールと6つの注意点

2020.12.09
保育園の登園時間は、朝7時半から9時までのことが多いです。しかし、延長保育利用の有無や園の対応によって登園時間は異なります。この記事では、保育園の登園時間の基本的な知識や注意点について解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
保育園の登園時間の違いは、利用方法によって異なります。保育園の利用方法は預ける時間の違いから「保育標準時間」と「保育短時間」の大きく2つに分けることができます。それぞれについて詳しく解説します。
「保育標準時間」は主に保護者がフルタイム(1ヶ月に120時間以上)の就労を想定した家庭向けで、原則として保育園利用時間は8時間となります。ただし、家庭の都合によっては最長11時間保育園に預ける事ができます。

「保育標準時間」で登園している子供たちは、通常開園してすぐの7時から7時半までに登園することができます。例えば、8時〜17時でのフルタイムで働いている保護者の場合は、7時半に保育園に預けて、17時半にお迎えに来るようなパターンが多いです。
したがって、実際は保護者の勤務時間に合わせて登園していることが多いです。
「保育短時間」はパートタイムで働いている保護者の家庭向けで、保育園に預ける事のできる時間は一日原則8時間となります。また、保育短時間に認定されるためには要件があり、その一つに「保護者の就労時間」があります。

「保護者の就労時間」の基準は市町村によって異なりますが、大抵が1ヶ月に48時間〜64時間と定められています。

「保育短時間」で通っている子供の登園時間は8時〜8時半と定めている園が多いようです。
保育園には認定された保育時間に加え、延長保育という方法を取ることができます。例えば、仕事が想定以上に長引いてしまった時や、道路の渋滞でお迎えの時間に間に合わない場合などに利用されている方が多いようです。

また延長保育は、「お迎えの時間が遅くなるケース」のみならず、「登園を早めるケース」でも利用可能です。

しかし、延長保育は保育時間の認定外なので別途料金が発生します。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
保育園に登園する際にどのようなことに気をつけたらよいか分からない、そのような方向けに登園時間の6つの注意点を解説します。
保育園ごとに登園時間は設定されている事が多いです。多くの園では9時頃に設定されています。

市町村によっては細かく設定されており、例を上げると、勤務開始時間の30分前の登園であったり、勤務開始時間と通勤時間を差し引いた時間を設定している所もあったりと、登園時間の設定方法は様々です。
登園時間が普段と異なってしまう場合は、保育園に連絡することがベターです。理由としては保育士の配置基準に大きく関わり、場合によっては子どもが安全に過ごす環境が保障できない可能性もあるからです。

例えば、開園時間から30分程度は保育士2名で保育を行います。したがって保育士が少ない状態で早めに登園してしまった子どもが多いと、事故が起きてしまうリスクが高まります。通常の登園時間である8時〜8時45分であれば、連絡は不要ですが、これに該当しない時間の場合は必ず保育園に電話するようにしてください。
登園準備に時間がかかる理由としては、こどもの機嫌は日々異なるということです。昨日はスムーズに登園できたけど、今日は自宅で泣きじゃくってなかなか登園できない、というのはよくあることです。

したがって、対策をとることは大切です。例えば、時間に余裕を持って登園準備を完了させることも1つですし、幼児になると、自分で衣服の着用や持ち物の確認を行うこともあるので、子どもがスムーズに準備ができるような仕掛けを作ることが大切です。
保護者には、保育園に到着して子どもを見送るまでにやることもあります。特に乳児クラスの保護者は、日中保育園で使用する着替えやエプロンのセッティング、ロッカーの準備、保育士への連絡などをおこなうことになっている園が多いようです。

また、準備を済ませても、子どもが保護者から離れたがらないこともあります。大人も、よく知らない場所で一人ぼっちになると不安になりますよね?子どもも、保護者との別れ際には同じような思いを抱いています。

子どもの不安な思いは保育士が優しく受け止めるので、保護者は子どもに「じゃあね」と声をかけて、仕事に向かいましょう。
保育園までの送迎に車で向かうと思わぬ時間を費やすことが多いです。それには次のような理由があります。

1つ目は保育園にそもそも駐車場がないケースがあります。その場合は近隣のパーキングスペースを探さなければならないので思わぬ時間を費やすことになります。

2つ目は、保育園の駐車場が小さいケースです。駐車待ちになってしまったり、出入りに時間がかかり時間を費やしてしまうこともあるようです。また、駐車場内で保護者同士でのお喋りをされる方も時折いますが、他の保護者の送迎のための場所でもあり、また近所迷惑になるケースがあるので極力避けたほうが良いです。
雨の日の登園は晴れの日にくらべて危険が伴うので、安全に登園するための対策をたてる必要があります。

1つは登園手段を変更することです。地面が濡れていることで子どもが滑って転倒するリスクが高まったり、水たまりなど子どもの目を引くものが周囲に増えたことで登園に時間がかかることもあります。そのような場合は、公共交通機関で登園することや、パパに車で送迎してもらうなどの対策をとるのがよいでしょう。

また、やむを得ず自転車やベビーカーで登園する場合はカバー等で保護しつつも、「濡れてしまうもの」と割り切って登園しましょう。事前に雨の日の登園を練習しておくのも良いでしょう。
通院等によりイレギュラーな時間の登園がある場合、保育園の基本的なタイムスケジュールをわかっておくと困らずに済みます。ここからは保育園の年齢別にタイムスケジュールを解説します。保育園によって異なるので、詳しく知りたい場合は保育園に確認しましょう。
・7時〜9時ころ 登園(乳幼児合同保育の場合あり)
・9時〜 授乳・おむつ交換
・9時15分〜30分 おやつ
・9時30分〜 個別に応じた遊び、食事、午睡
・16時〜 降園

登園後すぐに保育士が検温と健康観察を実施します。早い時間に登園すると、乳幼児合同保育を実施している園もあります。9時ごろになると、0歳児クラス個別で活動が始まります。授乳やおむつ交換を実施すると、9時30分ごろまで朝のおやつの時間となります。

その後は、園により異なりますが、0歳児クラスは月齢によって対応が大きく異なるため、個別の状況に沿って活動を行います。
・9時30分〜 遊び
・12時〜 昼食
・12時30分〜 おむつ交換、順次午睡
・15時〜 起床・おむつ交換
・15時15分〜 おやつ

1歳児クラスは、成長過程が1人1人異なり、場合によっては月齢ごとに個別対応が必要な場面が多いです。したがって、基本的には個々の成長段階に応じてその日の活動内容は異なります。
・9時30分〜 遊び
・12時〜 昼食
・12時30分〜 食事の片付け、トイレ、順次午睡
・15時〜 起床・トイレ、おやつの準備
・15時15分〜 おやつ

2歳になると、「基本的生活習慣の練習」が始まります。オムツからパンツへの移行は大抵がこの時期に実施します。また、毎食時に自分のタオルを用意したり、手洗いを自分からしてみたりと、基本的な生活習慣を身につける練習も徐々にします。
・9時30分〜 各クラスの活動
・12時〜 昼食
・12時30分〜 食事の片付け、歯磨き、トイレ、順次午睡
・15時〜 起床・トイレ、おやつの準備
・15時15分〜 おやつ

幼児クラスでは、子どもたち自身で行うことが多くなります。朝には歯ブラシやタオルのセッティング、食事後の歯ブラシ、活動の準備などを行うことが多いです。
今回は保育園の登園時間についてお話しました。保育園によって登園時間は多少異なるものの、登園方法については安全面を考慮する必要があります。また、登園時間が遅れてしまう場合や早くなってしまう場合は事前に保育園に連絡しておいたほうがよいでしょう。雨の日の登園は、通常の登園に比べてリスクが多くあるので、事前に対策を取ることが大切です。

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